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1998/01/26 スーパーボウル観戦記をアップ

相変わらずスーパーボウルの始まりは派手なお祭り騒ぎだ。球場一杯に広がった星条旗に花火。上空にはステルス戦闘機まで飛んでくる。第1Qはパッカーズが先攻。あわやQBサックでインテンショナル・グラウンディングかと思ったが、ファーブはタックルをかわしていた。その直後にきれいにパスが決まる。続くランと短いパスの攻撃も次々に決まる。22ヤードまで難なく進んで、次の絶妙なパスであっという間にタッチダウン。圧倒的な破壊力を見せ付ける。

しかし次のデンバーのキックオフリターンは自陣42ヤードまで返すビッグリターン。短いランで距離を稼ぐが、パスが連続失敗。しかしサードダウンでGBが反則。GB40ヤードまで攻め込む。その後デイビスが大きくランで稼ぐ。そしてエルゥエイが自らスクランブルして2ヤードまで。スタジアムのエルウェイへの声援が凄い。そしてランによるタッチダウンで7ー7の同点。

次のGBの攻撃では、プレッシャーにあって自陣27ヤードからのファーブのパスがインターセプトされる。一気に形勢逆転。デイビスのランは好調。第一Qだけで60ヤード以上走っている。しかしちょっと使い過ぎじゃないかな。着実に2ヤードまで攻め込みんだところで第1Q終了。第2Q開始早々、エルウェイが自ら右サイドのゴールラインへ走り込んだ。14ー7でデンバーリード。37歳にしてこの機動力は凄い。

次のGBの攻撃の3プレイ目。デンバーのブリッツでQBファーブがなんとファンブル。またデンバーが攻撃権を奪取。GBもよく守ってファーストダウンを取らせなかったが、デンバーのフィールドゴールで17ー7。続くGBの攻撃はデンバーに阻まれ、パントに終わる。デンバーは自陣39ヤードの好位置からの攻撃。しかしこのドライブも進んだが、結局パントに。ここまではデンバー主導のゲーム展開。

しかし自陣2ヤードから始まったGBの攻撃は確実にファーストダウンを確実に取ってゆく。20ヤード内に攻め込んだところで、実に息の詰まるような攻防。デンバーもよく守ったが、結局残り12秒でファーブがTEシミュラにTDパスを通す。ここで前半終了。17ー14。ここのところのスーパーボウルには珍しい接戦。デンバーのRBデイビスは2分を残したところで脳震盪の治療の為、ロッカールームに引っ込む。


ハーフタイムショーの後、最初のプレイ。デイビスが走るが、ボールをファンブル。自陣25ヤードでGBのボールとなる。嫌なムード。しかしなんとかそれ以上の攻撃はしのいで、GBがフィールドゴールと思われたが、デンバー守備が反則。5ヤード罰退でGBにファーストダウンを献上。ちょっと流れが変わってきたか。しかしGBも肝心なところで反則で10ヤード罰退。が、結局フィールドゴールを決めて17対17の同点で試合は振り出しに。

この後しばらくゲームは膠着したが、自陣10ヤードからのデンバーの攻撃。ここまでほとんどデンバーはパス攻撃を使っていない。と思ったら、満を持して、エルウェイのプレイアクションからの長いパスが決まり、一気にボールはGB20ヤード付近へ。しかし、画面にクロックが映らないから、いったい時間がどれくらいなのか全然解らない。

数プレイ後のスクランブルでエルェイはまた相手4ヤードの地点まで自分で走り込み、ガッツのあるところを見せた。観客は大歓声。おそらく最後の挑戦になるだろうエルウェイに勝たしてやりたいと言うファンがいかに多いかを示している。そして2プレイ後、デイビスが走り込んでTD。ここで24対17。

GBは直後のパントリターンでファンブル。絶好の位置からのデンバーの攻撃。プロ15年目、4度目の挑戦で、いよいよエルウェイが悲願のスーパーボウルリングを勝ち取るムードになってきたか。ところが、勝利をあせったか、エルウェイのエンドゾーンへのパスがまたインターセプトされる。めまぐるしく攻守がところを変えるなあ。ファーブが長いパスを成功させて第3Q終了。いまだ勝敗の趨勢は分からない。

第4Q、自陣40ヤード付近からファーブは的確にパスを決める。あっと言う間にTD。24対24の同点。いや〜、近年まれに見る接戦になった。ミスがなければこの時点でかなりGBがリードしていたかもしれないが。直後の攻撃ではデンバーはファーストダウンを取れずにパント。このパントがあんまりよくなく、50ヤード付近からパッカーズの攻撃。しかしサードダウンをデンバーが素晴らしいブロック。攻撃権はデンバーに。

相変わらずテレル・デイビスに持たせて走らせる。ここらへんでGBのディフェンスはかなり疲れてきた、とアメリカの解説者が話している。確かに動きが鈍くなってきたようだ。しかしなんとか踏ん張ってデンバーのドライブをパントに終わらせる。残り時間はあと5分。しかし自陣20ヤード付近からのGBの攻撃はデンバーのディフェンスの頑張りで進む事ができずぱんと。GB49ヤードからのデンバーの攻撃。この時点で残り時間は3分20秒。ボールをキープしてフィールドゴールでデンバーの勝利か。

GBは痛いフェイスマスクの反則で15ヤード罰退。ボールはGB30ヤード付近。すでにFGレンジに入って来た。ここでエルウェイのパスでボールはGBの8ヤードまで、デンバーが勝利に大きく前進。あとは時間との勝負。しかしGBのDLとLB陣は完全に消耗してデイビスのランを止める事ができない。ボールは1ヤードまで。そしてまたデイビスがTD。この時点で勝負あったか。残り1分45秒のGBの攻撃。

ところがGBもそこで終わるようなチームではない。パスと次々と成功させてデンバー32ヤードまで攻め込む。しかしあと32秒。もちろんパス一本で同点になる状況だが、フォースダウン最後のギャンブルのパスが失敗。エルウェイがニーダウンして終了。ついに4回目の挑戦にして15年目のベテラン、エルウェイがスーパーボウルリングを勝ち取った。もっともラン攻撃ばっかりだったけど。

下馬評ではGBが圧倒的有利を予想されていたが、NFLでトップに居続ける事は本当に難しい。なにしろいまだかってスーパーボウル3連覇したチームはないんだから。しかし最後まで接戦でした。

と、ここまでリアルタイムで書いてきた観戦記をとりあえずアップ。フットボールに興味ない人にはなんの意味もない記述でしょうが。わははは。で、詳しい感想は夜にでも追記する予定。