MADE IN JAPAN! 過去ログ

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1998/04/26 キング・オブ・パンクラシスト

雨だし、やる事ないなと、昼間っから日記更新なんぞをしてみたが、ちょっと用事を思い付いたので車で外出。なんだか、外は結構寒い。先週は事務所の冷房があまり効かなくて大変だったが、この調子では月曜は問題なさそうだ。ラジオからは伊豆沖での群発地震のニュースが流れてくる。大きな地震の前触れでなければいいのだが。

銀座の本屋にいる時に、パーフェクTVのペイ・パー・ビューで、今日6時からの、キング・オブ・パンクラシストの放送を予約していた事を突然思い出した。すでに5時15分。2000円を無駄に取られてもかなわないので、急遽、帰る事に決定。<ちゃんと覚えとけって。首都高の渋谷線で、故障渋滞で手間どるが、その後は順調で、なんとか6時半に帰着。

すでに番組は始まっていたが、なんとか鈴木みのるの試合から間に合う。鈴木みのるは、しかし恐い顔してるよなあ。パンクラスのレスラーは他のプロレスラーと体型がまったく違う。みんな頬がこけていて、無駄な脂肪が全然ついてない。船木誠勝や鈴木がパンクラスを旗揚げした時は、脂肪を削ぎ落として、UWFとはまるで別人のようになっていたのには驚いたもんだ。

メインイベントのキング・オブ・パンクラシストは、チャンピオンの船木と、挑戦者決定戦で予想外に勝ち上がったガイ・メッツァー。しかし、船木は最初からまったく精彩が無い。格下のメッツァーに防戦一方。

メッツァーにコーナーに押し込まれて、執拗に脇腹へのショート・パンチを食らう。防御はしていても、みるみる左わき腹が真っ赤にはれてくるが、まったく反撃できない。グラウンドでも、相手の手足を極めようとはするのだが、どうも力が入らない様子で、簡単に逃げられる。水曜日に風邪を引いたとの事だったが、完全に調整に失敗したようだ。もしも、ヒクソン・グレイシーとやってたら、数分で血祭りに挙げられていたかもしれないなあ。

結局、メッツァーにも決め手が無かったが、30分フルタイム戦って、3人のジャッジともメッツァーに軍配を挙げた。まあ妥当なジャッジだろうなあ。しかし、実にあっけなかった。ちょっと残念だが、チャンピオンシップに風邪なんて言い訳にならないから、調整に失敗した船木の完敗だ。

パンクラスの試合演出についての感想を書いておくと、試合が終わる度に、鈴木みのるや近藤がマイクを持って、何やかやと観客にウダウダ言うのはどうもあんまり感心しないなあ。ひとつにはしゃべる内容がクサイ。プロのアナウンサーにインタビューさせたほうがいいんじゃないだろうか。どうもレスラーがマイクを持つとラッシャー木村を思い出しちゃうんだよなあ。