こっちの事務所は、飲食店も何もない田舎に建ってるので、昼飯は、毎日会社の社員食堂。似たようなメニューが多くて飽きもくるが、虎ノ門にいた時のように、今日はどの店に行こうかと、毎日考える手間がはぶけるのは便利なところだ。

ここの精算は、自動販売機で食券を買ってもいいのだが、普通はカウンタのところで、クレジットカードを読み取る機械が設置されていて、そこにカードを差し込めばＯＫとなっている。

話だけ聞けば便利なようだが、実はこの機械は、何のカードでも使える訳ではなく、うちと兄弟筋にあたるクレジット会社が発行したＪＣＢカードしか受け付けない。なんともチンケな規制をしてるもんだなあ。

VISAもアメックスも持ってるから、ＪＣＢなんて要らないのだが、この社員食堂の為だけに申請。ところが、これが届くまで１ヶ月半もかかった。いったい何をモタモタやっとるのやら。届く事は届いたが、兄弟会社とは言え、こういうチンタラした会社を儲けさせる筋合いは無いので、会社の机の引き出しに入れっぱなしで、昼飯にしか使ってない。

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そう言えば、ＪＣＢは日本産のカードだから、アメリカなんかでは、大都市や観光地の大きな店以外では、あんまり使えないが、ひところは、アメリカ発行のＪＣＢカードを持っていた。名づけて「ヤオハンＪＣＢカード」。サンノゼの日本スーパー、ヤオハンでは、現金か小切手以外は、このＪＣＢカードしか使えなかった為、買い物の都度、小切手を切るのが面倒だった私は、アメリカで申請。

ところが、シカゴに異動で引越ししたら、会社の近くのシカゴ・ヤオハンでは、何の事ない、VISAもマスターも使える。（もっともアメックスは駄目だったな）そんな訳で、「ヤオハンＪＣＢカード」はサンノゼヤオハン以外では活躍の出番無く、３年前に結局キャンセルしてしまった。ヤオハン・インターナショナルも倒産した今では、どうなっているだろうか。記念に取っておけばよかったか。まあ、プレミアなんて付かないよなあ。

で、朝から根を詰めて作業したので、さすがに今日は疲れた。明日一杯時間はあるので、一応、区切りのいいところで切り上げて帰宅。蒸し暑い夕暮れの中、部屋のドアを開けると、室内からは、なんとも心地よい涼しい風が……。どうやらエアコンを止めるのを忘れて出勤したらしい。いやはや、ボケてますな。えらく資源を無駄使いしてしまった。

なんか、あんまり書く気が起こらないので、今日はこれで終わり。これから、沢木耕太郎「オリンピア〜ナチスの森で〜」を読む予定。