昨日は結局12時過ぎに就寝。一応、目覚ましを4時にセットしておいたが、どういう訳か、3時50分には目が覚めた。ゴソゴソと起き出して外を見ると、空は晴れてるようだが、ずいぶんと寒い。シカゴ時代に活躍してた厚めのブルゾンを上にはおってベランダに出る。下のほうからは、「見えた〜」と、かすかに子供の声が風に乗って聞こえてくる。
住宅地だから、早朝とは言え、あちこちの明かりが邪魔だけど、だんだんと目が慣れてくると、そこそこ綺麗に星が見える。しかし、流星はまったく見えないなあ。ベランダに座りこんで、壁にもたれて東方面の中空をぼんやり眺めていると、数分後に、小さな火花のような光が散ったかと思うと、スーっと白い光が短く流れた。
その後は、また、いつもの静かな星空。早朝の静寂と、冷え切った空気の中で、無心に星を見上げる。
そう、ヨセミテの満天の星空。呼ぶ声に振りかえった時には、もう、その流星を見つける事はできなかった。そんなかすかな記憶が、ふと心をよぎったりする。
数分経った頃、さっきとほぼ同じ位置を、また一筋の光が、短く空をよぎった。時計を見ると、まだ10分しか経ってないが、寒さがこたえてきたので一応、堪能したことにして部屋に戻るとするか。町の光がささないところならもっと見えたんだろうけど、10分で2個なら、まあ妥当な線だろうか。
ところで、流れ星に願い事するなら、日本語は音節が多いから不利だ。「Wanna be rich」= 4音節。「かねもちになりたい」= 9音節。平均すると、英語圏の願い事のほうが聞き届けられやすいんでは。ふむ。