昨日、社内の英語検定で外国人の試験官に聞かれた質問を書いたら、毒舌で鳴るMさんから「これが正解!」ってのをメールで送ってもらいました。
小渕クンのことについてグダグダ聞かれたら、「外国人のおまえになんか、とやかく言われとーないわ!」というのだそうで。ははは。英語ではどう言うかだな。「Non of you American's business」とでも言うかだなあ。
なんでも、オーストリアの極右連立政権誕生についての街頭インタビューで、しつこく訊かれて逆ギレしたオーストリア人が、そう答えてたんだそうです。考えてみると、意外に使えるよなあ、こういう逆ギレ系の回答は。ちょっと昨日の質問を再掲して試してみるか。
Q:アメリカは西海岸と中西部に住んだそうだが、アメリカの地域によって文化にはどんな違いがあると感じたか
A:アメリカ人のお前に分からんのに、オレに分かるはずないっての。
Q:コンピュータは人間の仕事を奪うと考える人もいるが、それについてはどう思うか
A:マイクロソフトやインテルやIBMはテメエの国の企業だろう!
Q:東海村の原子力事故によって、核エネルギーの利用について不信感が生じているが、どう思うか
A:日本に原爆2発も落としやがった国の人間にいまさらとやかく言われたくねーんだよっ!
Q:ルノーの日産資本参加は日本の企業にどのような影響を与えるか、またゴーンの改革案は成功すると思うか
A:わざわざフランスから日本人の首を切りにくるなってーの。
エリツィンの辞任とアメリカ大統領選挙は日本や世界にどのような影響を与えると考えるか
日本だけでも不景気で大変なのに、ロシアやアメリカのことなんて知るか!
なんだか、書いてると、「野生の雄叫び・吠えろゴリさん! 」風味だなあ。この日記もそういう風に方針転換するか。ははは。ま、もっとも昨日のは、ビジネスマンとしての英語能力を問う社内の英語検定なんであるから、こういう回答してると、むこうが逆ギレするのは火を見るより明かなんだけど。 そうそう、昨日インタビューの後で、私自身が考えた、「小渕クンについて聞かれた時にこういえばよかった編」の回答ってのは、「Yes, I know. He is not capable. But I guess it's a natiaonal secret.(いや、小渕が無能だってのは分かってるけど、それは国家機密だからねえ)」って奴だったんだけど。ま、これも会話の最初の一発ジョークとしては使えても、その後の話が続かんよなあ。しかも昨日のアメリカ人は、なんだか陰気で、笑わない奴だったのである。こういう奴はやりづらいのだよねえ。 |
朝は定例の打ち合わせ。ちょっと仕事が立て込んできたのだが、本日午後は。社内の英語検定2次試験で、ネイティヴ・スピーカーとのインタビューなどというものを受けるなければならない。悪いことに、試験場所は研修所なので、昼前に会社を出て東海道線に乗って神奈川まで異動。
場所は駅から徒歩で15分。余裕を持って出たので20分前に会場到着。受験シートに名前を書いて控え室で待ってると、予想外に早く前の受験者が戻ってきたのでちょっとあわてる。
すぐ次を呼んでくれといってたそうなので試験会場に向かう。広い教室の奥に、机を4つばかり集めてあり、むこうにちょっとショボクレタ白人の男性がひとり座っている。握手して挨拶。
席に座ると、試験官の横にはビデオカメラがセットしてあって、横のモニターには席に映ったわたし自身が映し出されているのである。インタビューの間中このビデオを回して録画し、後で複数の評価者がそれを見てランクを判定するのだという。しかし、なんだかこれではInterviewというよりInterrogation(尋問)に近い気がするなあ。そうそう、映画「ブレードランナー」でフォルクト・カンプ検査(だったっけ?)を受けるレプリカントのようだ。余計な緊張が高まる。
最初はまず、導入として、職歴や趣味について自由に話してくれというので、会社に入ってからの簡単な履歴や、普段の生活について話す。ちょっとくらい準備して行けばよかった。←まったく準備してなかったらしい。
その後は世間話に終始するのかと思ったら、なにやら小難しいことをいろいろと聞き出した。
もちろん、黙ってしまってはマズイので、思い付くまま英文が浮かぶ範囲で答える。別に思想信条を調べる尋問ではないのだから、あくまでしゃべりやすい理屈でドンドン回答してると、なんだか普段考えてることとずいぶん違うような。しかし、考えてみると、「ここがヘンだよなんちゃら」で、TV局に集まって日本語でガンガン議論してる外国人もエライもんである。同じことを我々が英語でやれと言われたら大変だよな。もっともゾマホン程度はしゃべれるんではないかと思うんだけど。
しかし、答えながら、実際のところ不思議に思ったのは、本当になんで小渕クンは長い間政権に居座ってるのかってことだなあ。花咲かジイサンのように景気対策であちこちに金をバラ巻いているが、景気は回復せず、国債依存率は戦後最悪の数字になってるらしい。というより、第二時大戦終戦直前よりも悪い。まあ、誰がやってもあんまり違いはないような気もするんだけど。
ということで、なんとか20分が終了。また東海道線に乗って会社まで戻る。月次決算の伝票を片付けてたら、すでに8時過ぎ。適当なところで帰宅。 そうそう、帰り道では、つい、エリツィンの大統領辞任は世界にどのような影響があったのか、色々と考えてしまった。<今ごろ考えても、もう遅いっちゅうの。 |