昨日のＴＶで青江三奈さん死去の報を見て、享年５４歳というのでびっくり。淡谷のり子とまで言わないが、もう７０近いのかと思っていた。しかし、芸歴から逆算すると、伊勢崎町ブルースを歌った当時は２２歳。 彼女のデビュー当時は、私も子供だったから、誰を見ても「オバチャン」に見えたのは許してもらうとして、昔の映像を今見ても、やはり当時からけっこうフケたというか、「濃い」雰囲気を持った歌手であった。合掌。 会社で日経の朝刊を読んでると、「チベット自治区のカイラス山付近を訪れたロシアの科学調査隊が、同地で世界最大規模のピラミッド群を発見した」とカコミ記事で報じられている。 なんでも「天津日報インターネット版」では、最大のものはクフ王のピラミッドを上回る高さだと伝えられているようだが、これが本当だったら、シャングリラ伝説やら、ヒマラヤの奥には地底世界への入り口があるという伝説やらを思い起こさせるなあ。 いや、あるいは、ラヴクラフトとクトゥルー神話か。狂えるアラブ人、アブドゥル・アルハザードが砂漠に見た見捨てられた太古の都市。もしもこれが、人類よりはるか古代に存在した知的生物が建築した神殿だとしたら…。 とまあ、余計な妄想はどんどんふくらむのだけど、「トルコ、アララト山でノアの箱船発見」のニュースにしても、今までも何度も報道されたが、たいていはインチキである。こういう話は信用ならないんだよなあ。今度の話も、日経がなんでわざわざ記事にしたのか不明だが、どうもマユツバの部分がある。 まず、昨年のロシアの調査隊の発見を、今ごろなんで中国のメディアが伝えているのか。中国のインターネット情報の信憑性も疑問である。しかもピラミッドには近づけないので、遠距離で撮影した写真やビデオで断定した、という筋書きも、ますますもって怪しげな話だ。もっともこれが本当だったら、それこそ古代史を塗り替える凄い話なのだが。 と思ったら、ちゃんとこういう記事が出て、やはりウサンクサイ話だったなあ。