ハワイ沖の原潜衝突事件では、オットセイ森首相も、「危機管理ができてない」とあちこちから袋叩きであるが、報道のトーンから推察するに、そばにいる番記者にも、ずいぶんと嫌われてるのだろう。やはり人徳の問題か。 ま、ゴルフに行くのは自由として、事故の第一報を受けてもプレイを続行したのはまずかった。よほどショットの調子がよかったのか。それにしてもね。 しかも、問題視されると、「リーダーシップを発揮して万全の対応を取った」と強弁したのが更にまずい。しかし、これもすでに見慣れた風景で、あんまり驚きは無い。あのオッサンなら、さもありなん。 そういう余計な強弁をするから、メディアに、「ゴルフ場会員権は、某会社社長から無償で提供を受けていた」なんてことまでほじくりだされて、更なる墓穴をセッセと掘ってるわけである。 タダで使わせてもらっていた「戸塚カントリークラブ」の会員権は、知人社長が買った時は4千万円だそうだが、それを無償で自分名義にしてもらって自由に使ってるというのは、普通に考えれば明かな贈与だ。税務上や政治資金規制法上の問題もでてきそうだ。 もっとも、連日の報道は、メディアによるリンチという側面もあって、ここまでボロカス書かれてると、いくらオットセイでもちょっと気の毒な気がするのも事実。ま、身から出たサビと言えばそれまでだが。 もうすでに内閣支持率も最低の水準だし、カッコつけても始まらない。そもそも考えてみれば、確かに不幸な事故ではあったが、別にオットセイ森が潜水艦操舵してたわけでもない。森バッシングには、いっそ捨て身の作戦で、記者の質問には最初から開き直って、中央突破の逆ギレ戦法を取るのはどうか。 Q「なんですぐに官邸に戻らなかったか」 A「ボクなんかが戻っても、何の役にも立たないことくらい君らが知ってるだろう!」 Q「危機管理の心構えができていないのでは」 A「急にやれって言われたから総理をやってるのに、そんな心構えなんてあるほうがおかしいでしょ!」 Q「アメリカ大統領に連絡するなど、総理としてできることは色々あったのでは」 A「日本語も不得意なボクに、アメリカ大統領と話せだなんて無茶なことを言うな!できるんなら君らがやりたまえ!」 とまあ、こんな具合であるが、ますます事態はドロヌマになるだけか。ははは。<笑い事やないっちゅ〜の。ま、しかし、この手の事を言うオッサンは、会社なんかにも結構いるんだよなあ。 ま、結論としては、自らの愚かしさの責任は、森首相自身で取ってもらわなくてはならないというところに落ち着くな。わざわざ書くまでもないことであった。 |