MADE IN JAPAN! 過去ログ

MIJ Archivesへ戻る。
MADE IN JAPAN MAINに戻る

2001/08/27 全国インターネットサービスプロバイダ調査

本日の日経産業新聞を読んでたら、日本経済新聞が行った、「第1回全国インターネットサービスプロバイダ調査」の結果がデカデカと出ている。インターネットやブロードバンドの普及度をいろいろな指標で県別にランクつけしようという試み。

普及度を図る指標のひとつは、県別のIPアドレス1件当りの世帯数。これは当然ながら、少ないほどインターネット普及が進んでいるというわけだが、全国1位がなんと三重県で、10.35。2位が大阪で11.63。東京が3位で11.91となっている。

それにしても、三重県が全国一ってのがにわかには信じがたい気がするなあ。あと、石川、福井、富山の北陸各県がトップ10に入ってるというのもビックリ。なんの根拠もなく、北陸はインターネット後進県と思っていたが、なかなかあなどれない実力である。

全国平均は15.94、ブービーが鹿児島県、全国最低は、佐賀県の32.80であった。

もうひとつの指標は、世帯当りの帯域幅(Kbps)。各県のプロバイダの帯域の合計を世帯数で割って、平均の帯域を求めたわけである。ブロードバンドの普及度と考えてもいいかもしれない。

なんと、ここでも三重県は、74.73Kbpsとトップ。単純に考えても、全世帯がすでにISDNより早いということである。それにしても、なんで三重県がねえ。どうも納得が行かない。実に不可思議である。

2位以降は、大阪、大分と続くが、東京は31.25Kbpsでようやく8位。石川、福井、富山の北陸3県は、ここでも堂々のトップ10入り。すっかり東京が負けてますがな。

なんでも北陸はケーブルTVが普及しているため、ケーブルインターネットが早く普及したということらしい。そこへゆくと東京は、ケーブルTV設備のないマンションなんぞも多いから、ブロードバンド対応には、よほどこれからADSLや光ケーブルで巻き返さないとダメだろうなあ。

世帯当り帯域幅でも下位を紹介すると、佐賀県がブービー、鹿児島県が4.26Kbpsの最下位。佐賀と鹿児島コンビは、ちょっと順番を変えたが、やはり仲良く最下位ワンツー・フィニッシュである。

ま、鹿児島は、西郷どんが桜島見ながら、「おいどんには、インターネットなんぞ必要なか」と言ってるんだな。<言ってないっちゅーの。

それにしても、佐賀県ってのは、地味ながらそれほど後進県というイメージも無いのだが。インターネットに関しては、岐阜やら鳥取やら徳島なんかのほうが遅れてるって気がしてたのだが、わりと意外であった。

もっとも、ブロードバンドへの対応というのは、NTTがISDNなどという、ハシにもボウにもかからないような電話式の接続を利用者に押し付けたために、日本全体が世界標準からしてずっと遅れているのだよなあ。

かくいう私の環境も、マンション構内LANの常時接続だが、速度はせいぜい300Kから400Kbpsってところか。