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日曜日なんで、日記をアップした後、グータラとＴＶ見てたら、「サンデープロジェクト」に、渦中の辻元清美が生出演していた。 それにしても、普段は、「自分こそが国民世論の代表」という傲慢な顔で、いつも好き放題の発言してる田原総一郎が、ロコツな辻元擁護的態度を見せてたのが、実に面白い。田原も嬉々として「他人に石を投げる」タイプである。ま、「朝生」レギュラー時代から、似た者同士の連帯感か？ 田原は色々とかばっていたが、辻元自身の弁明は苦しい。かなり立場は追い詰められた。 まず、政策秘書に支払ってたのは５万円だけで、あとは事務所の人件費に当てた、つまり資金の還流があったことを自分の口から認めたのが大きい。「２０日の釈明会見ビデオ」を見ると、辻元は、 「国会から振込まれてるので（政策秘書の給料）詳細は知りません。 給料は本人に全額渡っており、５万円しか渡ってないということは否定します。」と述べていたのだが、トータルとして、これらが全部ウソだということが判明してしまった。 もうひとつマズいのは、この政策秘書からの事務所への資金還流（いわゆる名義借りによるピンハネ）について、政治資金規正法の届け出がなされておらず、本人も規正法違反を正式に認めているということ。届をすればいいという問題だけでもなく、個人からの寄付の上限１５０万円の規制にも引っかかるだろう。 最後に、「ワークシェアリングの考え方」で給料を再配分してた、と釈明してたのには、ちょっと呆れた。誰が知恵をつけたのか知らないが、２０日の釈明記者会見の時の「（給与）は本人に全額渡ってました」という話と１８０度違う。これは記憶違いでは済まない齟齬だ。そもそも、名前だけの政策秘書を登録して、５万円以外は山分けしたと言うのは、普通、ワークシェアリングとは呼ばないよな。 もっとも、辻元が不正したからといって、ムネヲや加藤のやったことの重さが変わるわけではなし、それぞれに、是々非々で処置を検討しなければならないのは当然だ。 しかし、善意の市民運動家から、土井たか子に請われて政界へ進出した辻元にしてこの陥穽。日本の政治の闇の深さには、まったく嘆息するしかない。 |
asahi.comでは、
「辻元氏は２４日未明、朝日新聞社の電話取材に対して、「政策秘書の給与は全額秘書に払い込まれたあと、大部分は辻元事務所の人件費などの経費として使われていた」と述べた。との報道。やはり、事態は辻元にとって、更にマズくなってきた。釈明の記者会見では、「給与は本人の銀行口座に支払われていた」と述べており、これがウソかというと、まあ、ギリギリの線である。いったんは政策秘書「名義」の口座に支払はされている。しかし、資金が辻元の事務所経費に還流してたということは、そもそも口座の管理そのものを辻元側がやってたのではないか。そうであるならば、釈明会見での発言は、実質的には「ウソ」ということになろう。 疑惑に火をつけた週刊新潮の報道では、該当の女性が秘書を兼任していた時期の「国会便覧」や「政官要覧」で、辻元議員の政策秘書欄は空欄になっていたと伝えられてている。やはり、名義借りがバレるとマズいという判断があったのではないだろうか。 政策秘書の給与を、「名義借り」で搾取していた民主党の山本譲司元代議士は、議員辞職の後、詐欺で１年６ヶ月の実刑判決を受けている。ひょっとすると、「疑惑の総合商社」ムネヲよりも、辻元清美のほうが刑務所に行くのは早いかもしれない。 まあ、そもそも、この報道の発端は、自民党の仕返しではないかという疑惑もあるのだが、秘書の報酬ピンハネは、永田町では常識とも言われ、他にも首がスースーしてる議員もいるらしい。なんともエライことになってきたな。 |
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ネットでニュースを見てると、社民党の辻元清美政審会長による政策秘書給与詐取疑惑は、議員辞職に発展しかねない雲行きになってきたんだそうだ。 英語には、「throw the first stone」 という表現がある。「whichever one of you has committed no sin may throw the first stone at her」（お前達の中で罪を犯したことがないものが、まず石を投げればよかろう）という、福音書ヨハネ伝８章。 「姦淫を犯した女は石で撃ち殺されねばならぬ」と主張する律法学者への、イエス・キリストの有名な返答の言葉だ。正義の名のモトになにかを行おうとする場合には、誰しも必ず心しておかねばならぬ名言である。さすがに聖書というのも、ダテに長く読まれてるわけではない。エライもんであると、つくづく感じ入る言葉でもある。 まあ、別に鈴木ムネヲが同情に値するわけではないが、国会の証人喚問では、辻元は、嬉々として石をムネヲに投げつけた。よほど自分の正義に自信があるのだろう。そういう立場からすれば、疑惑を完璧に晴らすことができなければ、議員辞職もやむを得ないかもしれない。時として、投げた石は自分に返ってくる。それもまた人生の皮肉な真実である。 部屋で本を読んでると、突然の稲光に大きな雷鳴の轟き。春の雷という奴か。桜が咲いたとたんに、気温が下がったり、風が吹いたり、雨が降ったり、雷が鳴ったり。そうこうしてると、夕方からは空は一転して晴れ上がる。なんとも忙しい春の天候であるなあ。ははは。 |