SARSに罹患した台湾人医師が日本に来てたので大騒ぎ。しかし、この医者も体調悪い時にわざわざ日本に観光に来ないでもよさそうなもんだが、ハタ迷惑なことである。しかし、このルート以外でも日本にすでに上陸してても不思議ではないのだが。 14日のニュースに、太平洋や大西洋など世界の海で捕れるマグロやタラ、ヒラメなど主要な魚の量が過去約50年の間に、約90%も減ったとの研究結果が「ネイチャー」に発表されたというのがあった。乱獲が海洋資源に与えた影響とも考えられるそうだ。 2001/11/11の日記に、「聞き書き にっぽんの漁師」(塩野米松/新潮社)の感想を書いた。この本は、日本のあちこちの海で魚を捕る漁師のインタビュー集。漁師たちはインタビューの中で、不思議にみんな同じことを言う。「昔は、オンボロな網で、稚拙な技術でも腐るほど魚が取れたが、今は、技術が進んでも、漁獲量はどんどん減っている。俺達は、やっぱり捕り過ぎたんだ」と。 日本の居酒屋や回転寿司やスーパーの魚売り場で格安に売られているのは、北極海やアフリカ沖やオーストラリア近海から輸送されてきた輸入魚ばかり。魚はありあまるほど捕れてるという印象があるが、日本近海の漁獲が激減しているのは、近海もののみに限って使う高級寿司屋の値段高騰を見ても分かる。やはり捕り過ぎたというのは本当だったのだろうか。全世界で漁獲が90%も減ってるのが事実であれば、それは大変なことだなあ。 |