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イラク南部の自爆テロでイタリア軍警察に多数の死者。これはかなりショッキングなニュース。 ９月２４日の日記で、「金も人も出してバカにされる」と称して、イタリアは盛んに海外派兵をしているが一人も死者が出ていない。さすがマキャベリを産んだ国と書いた。 ８月号だったかの文芸春秋。イタリア在住の作家、塩野七生が、「イラクで殺されないために」という文章の中で書いている。イタリアは種々の国際紛争において常に海外派兵を行ってきた。湾岸戦争、東チモール、ボスニア、アフガン。人は出すが金は出さない。そして派兵した軍隊からも、一人も死者が出ていない。これは軍隊の派兵をあくまで国際政治上の大義名分と考え、犠牲を出さないことを最大の目的にしているからであり、日本のイラク派兵もこれを見習うべきというエッセイ。 おそらくイタリアは、真っ先に軍隊を派遣して、一番安全なところに居座っていただろう。死守するべき軍事上の目標など無いのだから、派兵したという大義名分さえ果たせればそれで十分。勇敢に戦う必要なんぞどこにもない。危ないと見ればサッサと退却すればよい。実に合理的な考えである。 しかし、その、安全と言われた南部にいたイタリア軍でさえ、自爆テロに遭遇し、大勢死者が出た。実戦経験のない日本の自衛隊がノコノコ行ったらエライことになるんではないだろうか。何十人も自衛隊員が死んだら、この国のメディアはマス・ヒステリーを起こす。政治家は責任が取れない。アーミテージにいくら怒鳴られても、自衛隊出すのは止めたほうがよい気がするがな。 ようやく週末。明日は５時起きでゴルフ。東京でゴルフするとなると、いつも朝早く出かけなければならないのが面倒だ。 |