夕方になって、新井将敬代議士の自殺のニュースが伝わってきた。先週までは週刊誌でも、在宅起訴の見込みなんて報道だったが、急転直下、逮捕許諾請求が出されるまでいったのは、検察陣もかなり有力な証拠を握ったのだろう。証券取引法違反だから、それほど大きな求刑にはなるまいと思っていたので、まさか自殺するとは思ってもみなかった。
しかし、昨日の記者会見でも、「もう、戻ってこれないかも知れない」などと、自殺をほのめかすような発言もあったようだ。証券会社幹部の証言も始まっており、利益のつけかえを強要した事を隠し切れないと見て、覚悟の自殺だったのだろうか。人一倍プライド高い彼には、国会議員の身分で逮捕される自分を許す事ができなかったのかもしれない。もっとも、それなら、利益の付け替えなんかを要求しなければよかっただけの事なのだが。
個人的には、彼が私腹を肥やしていたとは思えないが、日本で政治家で在り続ける為には、とんでもない金がかかりすぎる。それが、すべての腐敗の元凶なような気がする。もっとも金を使わない清廉潔白ならいい政治家かと言うと、必ずしもそうは言えないよなあ。無為無策な青島幸男を見てれば自明の事だ。
帰りの電車で徒然なるままに、週刊誌を読んでると、有森裕子も夫、「ガブ」ちゃんの金の不始末なんかで、披露宴中止とは誠にお気の毒な話。しかし一緒に住んでれば、金にだらしない男かどうかなんて分かりそうなものだが。他にも金にだらしない男と結婚した女性なんて結構いるだろうが、本人が有名人だとマスコミに報道されてしまうのも気の毒な話だ。放っておいてやればいいのに。
しかしねえ、家賃だとか、スーパーの買い物なんかの大きな踏み倒しもあるらしいけど、ピザの出前の11ドルを踏み倒してたってのは止めてもらいたかったね、ガブちゃん。もうちょっと志を大きくもたないと。はは。まあ、「個性を伸ばす教育」の賜物か、アメリカ人も実に色々で、中には信じられないくらいモラルの低い奴もいるからなあ。<そっちの方面に個性を伸ばしたのね。
以前、うちのサンディエゴの事務所で雇った日本に留学経験のある白人も、日本からアメリカに帰ってきた時の引越し費用を1年近く払ってなかったねえ。最後には会社に払ってくれと泣き付いてきたもんなあ。あれは結局払ってやったんだっけ。だけど、あいつはすぐ辞めちゃったしなあ。どうもはっきりと思い出せないが。