夕方からちょっとネットに繋いでニュースをチェックすると、ANA機でハイジャックがあるわ、サッチーの告発状を東京地検が受理してるわ、「うようよ・さいか」結婚発表はあるわ(←ちょっとニュースの種類が違うか)飲んだくれてる間にも、色々と世間は動いてるのだよなあ。
ハイジャック関連のニュースを色々と読む。それにしても、機長を殺害してるのに、犯人の顔写真や名前が報道されないのは、やはりメディアがすでに、「頭のおかしい系」として分類してるからだろうか。
飛行機でいうと、昔の羽田沖逆噴射機長も、最初は実名で報道していたメディアが、心神喪失の状態だったと分かったとたんに「K機長」と一斉に実名を伏せたのが思い起こされる。あれも何かヘンな気がした。
で、今回はなんで実名が報道されてないのだろうか。そのわりには、有名大学卒だとか職歴なんかはバンバン報道されてるよなあ。幼女殺人や金属バット殺人の事件もそうだったが、殺人からみでも、「おかしい系」の人権だけに配慮して実名は報道せず、被害者のほうは実名報道ってのは、何かいつもフェアではないような気がして、落ち着かない気分にさせられる。
それにしても、犯人は、フライトシュミレーターが好きで、航空オタクだったようだが、いくら飛行機を操縦したかったとしても、普通は刃物持って操縦室に押し入ってまで自分で操縦しようとは思わないよなあ。ま、ここが普通の人とアブノーマルな人の大きな差だ。
凶器の刃物を機内に持ち込めたのは、羽田の手荷物引き取り所から、階段を上がって乗り継ぎ便のゲートに行くと手荷物チェックに引っかからないかららしい。それにしても羽田もズサンなチェックだ。
しかも、犯人は事前に、空港の警備がいかにズサンかについて空港関係者や新聞社に電子メールや手紙を送ってるというから驚きだ。これだけ見ても、心神喪失状態の犯行ではないという気がしてくる。 まあ、いずれにせよ、犯人から手紙であろうがなかろうが、実際に警備上の穴が開いていたわけだから、それをふさいでないというのは、実に空港の警備とリスク管理が怠慢だったと言うことだ。 |