日曜は銀座に出ておくればせながら「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」鑑賞。映像面で言うと、2作目では、動く木やらゴラムやらが目新しかったが、本作では特に新しい趣向なし。ドラマとしてはよくできており、合戦に挑む軍団の兵士を鼓舞する王のセリフなんかには、グッとくるものもある。ゴラムはもう飽きたな。 3時間半という大作。さすがに途中で集中力が切れる。そろそろ大団円かと期待してると、フロドは大きな蜘蛛に捕まってグルグル巻きに。とうていすぐに指輪を捨てられるような状況ではない。もう2時間半は過ぎてる気がするのに、まだまだ遥かな道だと頭が思わずクラクラ。 最後は何か、アーサー王伝説を描いた「エクスカリバー」みたいなラスト。あれはやはり、西方の海の彼方には新しい世界が広がっているという、ヨーロッパの一番西方の海に位置するイギリス的感覚だろうか。いや、よく分からんけど。 世界中でカルト的大人気を博したファンタジー小説が原作だから、詳しい人はやたら詳しいし、物足りない人はまだまだ物足りないだろう。まあ、しかし予備知識無しに見ても、十分楽しめるように仕上がっていたのが凄いところ。アカデミー賞多数部門で受賞も素直に分かる気がする。DVDは1作目を買っただけだが、2作目も買うかな。やはり結構、話の筋を忘れていた。 |