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1999/04/27 PPVで「エイリアン4」を見る

昨日は、SkyPerfecTVのPPVで「エイリアン4」をやってたので、夜の11時から見る。

漠然とした印象で、確かな根拠があるわけではないのだが、アメリカのケーブルTVのPPVでやってる映画は、ビデオ発売のかなり前に放映されるような印象がある。反面、スカパーのPPVってのは、ビデオのレンタル開始と同じくらいのタイミングでしかないので、イマイチありがたみが少ないような気がするなあ。

もっとも、レンタルビデオ店への行き帰りを考えれば、数百円で、いつでも部屋にいながらにして映画を見ることができるってのは、なかなか得難いメリットでもあるのだが。


で、「エイリアン4」だが、場面の設定もいつも通り、水蒸気が吹き出して水のしたたるウス暗い宇宙船の中。エイリアンは、これまたいつも通り酸性の体液を吹き出して床を溶かして逃げ出す。何度も同じ目にあってるのに、まったく懲りてないねえ。

で、体調が悪くなった奴の腹からは、これまたいつも通り、エイリアンの幼生が腹を食い破って出てくる。密輸団の誰かひとりはロボットなんじゃないかと思ってたら、やっぱりそうだ。で、最後の場面で、生き残りがようやく脱出用の小型宇宙船に乗り込むと、これまたいつも通り、エイリアンもきっちり同じ船に乗っている。まあ、安心して見ていられる(?)、水戸黄門のような予定調和の世界だ。

本筋には関係ないが、エイリアンを研究する博士役は、「カッコーの巣の上に」で、自殺する自閉症の青年を演じてた役者のような気がしたが、名前は忘れてしまった。「デューン・砂の惑星」にも出てたよなあ。

画面作りが今までよりも更に暗い、というか重たい気がするのは、監督に呼んだのがフランス人だからだろうか。まあ、第一作の作り出した作品世界が大きなインパクトを持ってたから、その遺産で4作まで作って稼げたという事なんだろう。初代エイリアンをデザインしたギーガーも、この映画で知名度が上がったようなもんだから、「エイリアン」さまさまだ。個人的には2作目が一番好きだったな。