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昨日は、仕事帰りに、「しみづ」。白鷹を常温で飲みながら、まずつまみ。タイとアワビ。九州産の３キロほどもあるタイだそうだが、身は飴色で、脂も乗っており、塩で食べると絶品だ。 腹骨のアラのところも、酒蒸しにして出してくれたのだが、これが脂が乗って素晴らしい。 アワビは、習慣で頼んだが、身はだんだん痩せて、アミノ酸の王者のごとき味も、さすがに薄れてきた。シマアジとハマグリ、サバを切ってもらって日本酒を続ける。 シマアジも、旬外れではあるが、この日のは素晴らしい。そのあとで、ちょっと塩辛。軽く炙ったサバの切り身も、脂が乗って秀逸だが、丸々と太っていた三陸、根付きのサバは、 もう網が入るシーズンが終わったとのこと。 隣に座った二人組のデブなほうは、まだ若いわりに注文の仕方がエラそうなのだが、通ぶって言うことがことごとくトンチンカンで、なかなか楽しい。 ちょうどシーズンになった本マグロの中トロ、素晴らしいところを親方が出してるのに、「これはメジ？」と横柄に聞く。何を根拠にそう考えたのか知らないが、おもわず笑うところだった。親方はやや憮然としていたが、いやはや、半可通ってのは、恐ろしいものである。 握りに以降。中トロ、コハダ、アナゴ、カンピョウ巻きと握ってもらっておしまい。 |