夕方から、新橋の「鮨処 しみづ」 日本酒を常温で飲みつつ、まずツマミを。タイ。これはスダチと塩で。ミル貝。これも塩で食べるが、実に結構。タイのアラ骨蒸し。脂が大変に乗っており、たいへんに美味い。タコも寒の旬だが、美味し。ハワイのスリッパーロブスターの話なんぞしながら、シャコもツマミで食す。 ヒラメがないのが残念。親方によると、12月、1月のヒラメは、飴色に脂が乗って本当に素晴らしかったが、このところよいのが無いとか。サバも姿を消している。秋から冬がシーズンだが、そろそろ美味い時期も終わり。 寿司ネタでは、そろそろ冬も終わりか。この店は、置いてあるネタはみんな素晴らしいが、水準に達しないと仕入れない。ちょっと油断してるとシーズンが終わってしまう。 ここで握りに。まず中トロ。すでにマグロは南下を始めており、もう青森産は出ないのだとか。これは佐渡沖の定置網にかかったものだそうだ。その後は、コハダ、カスゴ、穴子、カンピョウと食べて〆。カスゴは小さなタイだが、軽く〆た風味は、なんとも春の気配。コハダ、穴子は定番だが、いつもながらシミジミ美味かった。 |