5時に西洋美術館を出て、銀座で本屋をひやかす。しかし、特に買うべき本はなし。 その後、「鮨処 しみづ」に。さすがに休日とあって、いつもよりは空いているが、8時からは満席なんだとか。日本酒を常温で飲みながら。 突出しは、ホタルイカ。小粒なのだが、内臓が濃厚で実に美味い。ほんのちょっとしか出ないが、ドンブリ1杯でも食えるなあ。ははは。 まず、ツマミ。初手は、九州産のタイ。塩とすだち酢で。種札には、珍しくヒラメがあるが、頼もうとすると、親方は、首を振って、昆布〆のほうがいいという。 昆布〆の後、今年初めてのカツオ。皮目を軽く炙った後の切り身を生姜醤油で。実に軽やかな脂と春の香りの初カツオだ。皮目はワラで炙ってあるのだという。桜に初カツオ。海の中でも、着実に季節は移り変わっている。 ワラなんて河岸で売ってるのか聞くと、米屋に頼んで持ってこさせるのだとか。まあ、もともと米の副産物であるからして、確かに手に入らないこともあるまい。最近は、DIY流行で、東急ハンズでもワラを売ってるらしい。なるほどねえ。 その後、青柳を塩にした串を軽く炙って七味で。その後、塩辛。お茶に切り替えて、中トロ、カスゴ1貫、コハダ、アナゴ、カンピョウ巻で〆。 春を満喫した一日で、のんびりしたが、明日はまた会社。明日休めば4連休だったのだが。とほほ。 |