昨日の夜は、軽く飲んで帰るつもりで、予約のいらない気軽な寿司屋を何軒か覗いたが、金曜の夜とあって、どこも立てこんでいる。結局、たどり着いたのは、「銀座新富寿司」。ちょっと予定が狂ったな。 ともあれ、冷酒を飲みつつ、ツマミで、シマアジとスズキ。続いて、タコ、アワビ、カツオと切ってもらう。前に立つのは、相変わらず威勢の悪い陰気な職人だが、店が静かで落ちつく。 1年前に初めて来た時にツケ場に立ってた職人は、ずいぶんな老人。それから、土日の夕方、5時くらいに行くと、いつもこのお年よりの職人が相手してくれた。最近見ないと思ったら、この5月で引退したらしい。73歳だったとか。70過ぎても十分働ける職場というのも、そんなにない。手に技術がある強みだよなあ。無愛想に見えたが、寿司種の話やら飯台のことやら問うと、機嫌よく、色々と昔語りをしてくれたものだったが。 握りに移行して、中トロ、コハダ、スミイカ、カンピョウ巻で〆。コハダは2枚づけサイズ。スミイカの新子も、走りの頃は10円玉ほどの小さいのを集めて握ってたが、もうかなり大きい。新子の季節も、あっという間に、すっかり去ってしまった。寿司種の移り変わりも早い。考えてみると、もう、明日から9月である。 本日、起床すると、なんだかノドが痛いし、身体が熱っぽい。風邪でも引いたのだろうか。う〜む。 |