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夜は、いつもの「しみづ」。 席に座ると、「この前、堀内さんをご存知だという方が見えましたよ」と言われて、親方が預かった名刺をくれた。知り合いにこの店の紹介をしたことはないんだけどなあ、と思って、よく話を聞くと、どうやら、ネットでこのページを読んで頂いてる方のようだ。 しかし、英文の名刺に書かれた名前には、ピンと来る記憶がない。メールも交換したことがあるかどうか。住所も海外になってるのだが、来日された時に、わざわざこの店に来られたのだろうか。こちらからメール出してよいのやら、どうにも迷うところである。 それにしても、ネットでの接点がある人と、現実の場所ですれ違うのは、なんだか不思議な気分がするなあ。ははは。 台風接近の影響か、種札はやや少ない。築地でもカレイの入荷が少なくて仕入が大変だとは親方の弁。最初の白身は、カレイとキジハタ。「キジハタ」とは聞いたことないが、夏が盛りの魚で、京都では「アコウ」と称するのだという。アコウダイとはまったく別物で、ちょうど九州のアラのようなかなり歯応えのある白身。 アワビと鯛のアラ酒蒸しも美味なり。シーズン走りのイクラもツマミにもらって満足。ちょっと酩酊したかも。帰り道に、「マルホランド・ドライブ」のDVDを購入して帰宅。 |