昨日の夜は、本年初めての「あら輝」訪問。志太泉を冷やで飲みつつ、いつも通りおまかせでツマミを。白身は青森のヒラメ。肝を添えて。身の色はいまひとつ冴えない気がするが、旨みは十分。細かく切る前の肝が、ツヤツヤして実にキレイだ。 平貝ヒモの煮付、スミイカゲソの塩焼きと続く。塩蒸しにしたトコブシは、馥郁たるアミノ酸の香りと共に、どこか清冽な磯の香りがする。口に含んで目を閉じると、少年の日に行った海辺の光景が浮かぶかのような。脂の乗ったサバは浅葱を散らして。続いて、軽く炙った平貝、玉子、岩手で取れたという本マグロの赤身。 このへんで握りに移行。まずはマグロ。本日は中トロ、大トロと4貫ばかり。脂が乗ってなかなか結構。イカ、アジ、コハダ、タラ白子、赤貝、エビなど。エビはやや小ぶりなサイマキを握る寸前に茹でる。尾を外すのは唐津の寿司屋で見て参考にしたとのこと。「つく田」ではなく、別の有名な寿司屋だというが、名前は忘れてしまった。ははは。 前回もアナゴがなかったが、本日もよい江戸前は入らなかったので無いとのこと。白子がもう一度出たが、2回目はタラではなかったのかな。聞き忘れてしまった。ザルに入ったミル貝も見た記憶はあるが、食べた記憶はない。やはりお酒が入ってるので、ところどころ記憶が曖昧なり。最後の煮物はハマグリで、握りは一通り終了。相変わらず酢飯の具合は最高。いつもながら居心地のよい店だ。昨日はお客がやや少なかったので、あまり間が空かず、割と早いペースで食べることができたのもよかった。「本年もよろしく」と挨拶して店を出る。 夜は雪の予報と聞いてたが、店を出ると冷たい雨。こんなこともあろうかと持参の折りたたみ傘を差すと、2本ばかり骨が折れてヘナヘナ。安物買ったのがまずかった。途中のコンビニで100円傘を購入して帰宅。しかし、ビニール傘とはいえ、100円てのも安い。 |