10連休もあっという間にもう終盤。グータラしてると時の経つのは早い。 「BRUTUS」の寿司特集を読む。歴史ある名店やキャリアのある職人はあえて外して、若い世代の寿司屋を中心に紹介している点が興味深い。こうして見るとまだ行ってない店もたくさんある。「しみづ」、「さわ田」、「青木」、「なかむら」など、フジタ水産からマグロを入れてる店が多いのも目立つ。築地の仲卸にも、着実に新しい世代の波が押し寄せているということかもしれない。 木曜の夜は「しみづ」巡回したのだが書き忘れていたので記録など。4月は仕事でドタバタしてたので、夕方の時間に入るのは、なんだか久しぶりな気がする。ゴールデンウィーク中だが、5時の開店と同時に8席のうち6席が埋まる盛況。今日はすでに予約で一杯のようだ。 酒屋を代えて日本酒の銘柄も代わったのだが、名前が思い出せない。しかし常温で飲むと前の白鷹よりも重く濃い感じがする酒。まずツマミをおまかせで。白身はカレイ。マコとホシの2種類が出てきた。今年は使うのが遅かったが、この1ヶ月でぐんとよくなったのこと。どちらも美味い。ホシカレイのほうが旨みと香りがやや濃いか。 トリ貝も立派な身。シャコは子持ちと子無しとを。卵無しのほうがしっとりして個人的には好きだが、今年のシャコは例年より悪いとのこと。確かに身が小さい。塩蒸しのアワビはだんだん立派な大きさになってきた。平貝を軽く炙って塩で。シマアジは新島産。これもこれからが季節だ。皮目を軽く炙ってあるがサッパリした脂が美味い。 酒がちょっと残ったので、軽く炙ったアオリイカ細切りに酒盗を合えて。酒盗はカツオ内臓の塩辛。本体のカツオのほうは、今年はどうにもよくないのでまだ置いてないと親方。この店は寿司種の旬には厳格で、タネ札も移り変わりが早いが、こういう場合もある。脂の乗った秋の戻りカツオは芥子醤油で食わせるのだが、これも美味いんだよなあ。 このへんで握りに移行。マグロは四国の定置。いつもより気持ち硬い気がしたが、相変わらずシットリとした旨みあるマグロ。コクも香りも素晴らしい。コハダの後でカスゴを1貫。アナゴ、カンピョウ巻で〆。キムラヤでDVDを購入してタクシー帰宅。 |