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2003/08/03 「しみづ」巡回

昨日の夜は、「しみづ」巡回。いつもは常温で頼む「秋鹿」だが、暑いので冷やしたのを。梅雨が明けたと思ったら、急に気温が上がった。

お隣は、土曜日にここで何度も顔を合わせている埼玉から来るご夫妻。前回はお顔が見えなかったので心配しましたよ、と。心配してもらっても困るのだが(笑)、先々週はたまたま5時の予約が取れず7時から入店だったのであった。

まず白身。ホシカレイもフッコも素晴らしい。ツブ貝も実に立派。シマアジもサラっとした脂が秀逸。カツオは腹身をカラシで。藁で炙った香りが立ち、旨みは十分だが、脂はまだ薄いか。最近では和芥子なる物は無くなって、すべて洋カラシの和風仕立てというものなのだとか。日本の純粋種は絶滅してしまったのだろうか。おでんのカラシもそうなのかねえ。知らなかった。

アワビも香りがあり凝縮した旨みが最高。北寄貝を軽く炙って塩で。あっさりした旨み。小さな木箱に入った唐津のウニをツマミで。北海産と違い、脂はそれほどないが旨みと甘味がありコクがある。私のところに出たツマミを見て、隣のお客が「私も同じのを握りで」と次々注文するので、寿司種の宣伝役のようなもんである。はは。シャコは子持ちと子無しと両方。酒盗の塩辛で残った日本酒を片付ける。

お茶に切り替えて握りを。マグロは青森。確か鯵ヶ沢と言ってたか。脂も旨みも十分で実に美味かった。コハダはまず新子の握りを1貫。割と大きくなっており。 、4枚づけくらいか。脂も旨みも軽いが、季節ならではの香り。もう1貫は片身づけのコハダ。アナゴはいつも通り塩とツメの両方で。カンピョウ巻で〆。寿司種も酢飯の具合もよく、実に充実していた。堪能して店を出る。今度PCを買って、ネット接続してみるとか。店のWebページ作ったらというと、そこまでは余裕ないですとのこと。まあ、もう宣伝などしなくても十分有名だものなあ。予約状況がwebで検索などできるようになったら便利だが。はは。