MADE IN JAPAN! 過去ログ

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2003/08/24 寿司屋の秋 / 長旅の始まり

しばらく日本を離れるので、昨日の夜は「しみづ」。ま、もともと毎週のように来てる訳ではあるが。

隣はよくここでお会いするご夫婦。隔週で来店とか。「秋鹿」常温で。白身は、カレイとタイ。この店でタイにお目にかかるのは久々。立派な身で、脂は軽いが旨みは乗っている。これから晩秋にかけて更によくなるだろう。

火曜日に入れたという大原アワビ1.9キロの話を聞く。今日のアワビも立派な大きさだが約1キロ。この倍というのは凄い。量が出る寿司屋でないと使い切れないだろうが、切りつけているのを見たお客さんから「こっちにもそれ」「私にも」と注文が殺到して、すぐに売れてしまったと。この店でスミイカは今シーズン初。もうだいぶ大きくなった。ゲソも軽く茹でて。スミイカのゲソも子イカの今くらいが一番美味いかも。ツブ貝、タコ、アワビ。どれも上質。次には久々にサバ。脂はまだ薄いが身はもう厚く香りがある。昨日の「つかさ」でも松輪産があった。立派なハマグリもラインアップに復帰。お盆が明けるとだいぶ寿司種も変わってきた。

このへんで握りに。マグロの1貫は赤身を軽いヅケにして。もう1貫は脂のある部位。コハダは2枚づけで2貫。だんだんと身の旨みが感じられる厚さになってきた。珍しくアジとイクラを1貫づつ。生のイクラはくどい脂がなく実にフレッシュな旨み。アナゴ、カンピョウともらって本日はおしまい。東京には暑さが戻ってきたのだが、寿司屋の種札にはもう秋の気配がする。