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昨日の夜は「しみづ」巡回。この日記を読んで浜松から来られたお客さんが、お土産にと店に託してゆかれた日本酒を頂く。静岡の「開運」。すっきりした飲み口の底に米の旨みが残るよいお酒。「うちの営業部長ですね」と親方が。日記で店の宣伝してるつもりもないが、本当の事を書いただけでお客さんが来るのだから、店が優れているということなのだ。 タイは脂の乗りも旨みも素晴らしい。片身をサクに切り分けるところを見ていたが、これが信じられないほど立派な分厚い身。タコの桜煮。サバは炙って焼霜に、ワサビを多めにつけると美味い。アワビもまだまだ立派なもの。シマアジも分厚い身だが、脂はあくまでも軽く爽やか。ここの店のシマアジを食べつけると他の店のシマアジが食えなくなる。 シャコも久々ラインアップに復活。カマス棒寿司も一切れ。漬け込みのハマグリも、実に滋味深い。久々に自家製塩辛を貰ったが、これまた日本酒が進む。先週の月曜、築地「つかさ」に電話したら満員だったと親方が。よい店なのだが満員とは珍しい。「魚はいいもの置いてるし、新橋あたりに来たらもっと流行ると思いますがねえ」と清水親方も言うのだが、場所だけは一度開店すると変わるのが難しい。 お茶に切り替えて握り。マグロはいつもながら素晴らしい。コハダ、アナゴ、カンピョウ巻とどれも素晴らしい定番を貰っておしまい。ホロ酔い加減で店を出る。 |