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2003/11/23 鬼が笑う寿司屋の予約 / 「しみづ」巡回。

昨日の夜は「しみづ」巡回。ちょっと気になることがあったので外出しない予定であったが、大丈夫だったので晴れ晴れと当日予約。よくお会いするご夫妻と今回も同席。秋鹿常温でひとり乾杯。

まずツマミを。ヒラメとタイ。どちらも上質。タコは塩で。香りがよい。隣のご夫妻から、最近、中野新橋に行かれましたかと質問。先日予約の電話したら、指定した曜日は年内すべて満席。来年に入ってからも1月中旬の席しか取れなかったと話す。まったくもって「鬼が笑う寿司屋の予約」である。メディアで紹介され続けているが、この人気が果たしてどこまで続くのか。確かに志の優れたよい店なのではあるが。

「しみづ」の年末年始営業日程を確認。今年は12月30日が最終営業。新年は8日から営業とのこと。「もう、年末の事を話す時期になっちゃいましたねえ」と親方。1年過ぎるのも早い。

牡蠣の煮びたしは生の風味を残した実に大きなもの。三陸産だとか。白子ホイル焼きは香ばしく、かすかな塩味が脂とあいまって美味い。サバは焼霜。これも脂が乗って秀逸。ミル貝、シャコ。ミルヒモ、赤貝ヒモと貰ってツマミひととおり。ホロ酔い加減で握りに移行。

本日は珍しく即席のヅケにしたサワラ。魚に春と書くが、味の旬は冬だとか。上品な脂がびっしり乗っているが口中で溶ける軽い風味。マグロは竜飛岬。これも素晴らしい。アナゴはいつも通り1貫が塩、1貫がツメ。時期的には段々と悪くなってきているが、年間を通じて味が変らないこの店のアナゴを賞賛。仕事もそうだが、やはり素材の選択から気を使ってるとのこと。最後の海苔巻は、カンピョウ半分、海老オボロ半分。たまに食べると、淡く溶けるこのオボロ巻というのもなかなかオツな味。滞在は1時間10分。店を出て烏森神社にお参り。この参道周りの店も次々に立ち退きが増えてきた。帰宅して西オーストラリアのワインをグラスに1杯。