MADE IN JAPAN! 過去ログ

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2003/11/24 「あら輝」訪問。

日曜夜は「あら輝」訪問したのだが書き忘れていた。一応、記録を。

時間通り入店。他のお客さんは6時頃からということで、しばし客は私だけ。志太泉を冷で飲みつつツマミを。タイは腹の身。脂がよく乗って、皮と身の間には滋味が溢れている。この店の白身はいつも素晴らしい。蒸したトコブシもよい香り。サバは軽く炙って土佐醤油、小口ネギを散らして。柔らかく旨みのあるサバ。

お酒2杯目に「大輪」を勧められる。岐阜の酒。「大吟醸、あらばしり生酒」とか。幽かにトロリとする軽い飲み口。淡麗ではあるが米の旨みを芯に感じる。料理にも障らないよい酒である。前にここで残りをご馳走になった菊姫大吟醸「菊理媛」は酒屋から買うと5万円だという。利幅無しでも1合5千円。普通に利益乗せたら、最低でも8千円か。いつも通り3合飲んだら、酒代だけで「すきやばし」で寿司が食える。もっともあの時は、「もういいや」と言うことで、1合貰ったが勘定はいつもと同じだったな。はは。

名古屋の寿司屋の後継ぎで、1年の約束で修行に来ている「スズキ君」は、確認すると今年の3月からとのこと。来年もうちょっとしたら丸1年。早いな。実家は名古屋市内、住宅地にある「H源」という店なのだという。名古屋行く機会があれば訪問してみるか。まあ、当分機会ないのだが。

ウニとイクラの後で、タイの頭アラ炊きが出てきた。寒い季節には実に結構。マグロ赤身。スミイカゲソ塩焼き、玉子など。3杯目は志太泉に戻って。

適当なところで握りに。マグロは北海道の戸井。大間の対岸か。脂の具合を変えて何貫か連発で。北で取れる本マグロは今が一番よい時期かもしれない。しっかり味のついたツヤツヤした酢飯とよく合って美味い。コハダ、キスなど〆た光り物は、酢〆が薄く、やや印象が薄いか。

アサリや白子など、手に直接渡してくれる種は、口中で崩れる柔らかい酢飯と合わさって実に結構。スミイカ、車エビもここの酢飯にはよく合って美味い。残念ながらアナゴは仕入れ無し。そういえば、「しみづ」でも、最近はよいアナゴが入らないところもありますよと言ってたが。カンピョウを巻いてもらって終わり。滞在時間は他のお客さんの進行具合もあるが割と短かった。まあ、帰り道が遠い私としては、早く終わるのはそれで結構。年内にもう一度くらいは来ますからと店を出る。駅までの道もすっかり寒くなった。しかし、心豊かに上野毛の駅まで歩く。