昨日の夜は早く帰れるかと思ったら、結局のところ会社を出たのは8時半。「つかさ」に電話すると大丈夫とのこと。タクシーで築地本願寺前まで。お店は結構な入り。 お酒を常温で。つきだしはホタルイカ。最初のツマミは、ヒラマサ、トリ貝、マグロ。ヒラマサはブリとよく似た面構えの魚だが、旬は春から夏。面白いもんだ。結構脂もあるのだが、ブリのような濃厚な感じがせず、爽やかな香り。マグロは三重で上がった定置。漁法による差などシロウトの私に分かるはずもないのだが、フジタ水産のマグロがいつも素晴らしい水準を保ってることは分かる。 三陸トコブシは小さい身ながら香り高し。マグロ脳天スモークも美味い。茹でたての車エビ、そら豆も結構。小さなサバかと思うくらいの立派なアジもよい。今年もアジは当たり年かもと親方。そう、今年もどこで食べても実に美味いな。 握りに移行。スミイカの後はマグロを2貫。酢〆のアジも美味い。カツオ、コハダと続いて、煮たヤリイカを握りで。北海道のウニは軍艦。脂があるというより旨みがあるウニ。アナゴもこの時期にしては素晴らしいもの。玉子、カンピョウ巻と貰って終わり。相変わらずクセのない酢飯がスッキリして素晴らしい。 その日の夜に電話して入れる江戸前の店としては、ここ築地「つかさ」は、よい魚を置いてあるし親方も快活、居心地もよく白眉。「さわ田」氏が、最近市場で会わないと言ってたことなど伝えると、築地に仕入に行く時間のことなどあれこれと。店によってもあれこれ違って面白いもんだよなあ。 |