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2004/03/20 「つかさ」/ ホームとアウェイ

仕事もバタバタしてたのでしばらく更新ストップしてしまった。思いついたことだけ記録を。

「つかさ」

火曜日夜に訪問。最初から最後までお客は私ひとり。最近、少しずつ忙しくなってきてるようなのだが、やはりタマにはこんな日がある。水商売ってのは難しい。5月発売の週刊朝日にこの店のランチメニュー、「ばらちらし」が掲載されるとかでプロが撮った写真を見せてもらった。ランチのばらちらしは800円のサービス品で当然ならが夜の種とは違う仕入れ。しかしマグロなんかは実に美味そうに写っている。

ツマミは、カツオ、小柱、アオリイカ。どれも春の香り。サヨリ昆布〆は昆布の香りが上品な脂を引きたてる。カンパチはおろしたてでまだ早いというが、腹の身を少し。脂が乗っているがまったくしつこさがない。マグロ頭スモークとトコブシ塩蒸しなど、どれも結構。握りはスミイカから。タイも結構。マグロは勝浦とのこと。酢〆のアジが美味い。コハダ、アナゴ、小柱軍艦、ウニなど。最後は中トロの鉄火巻。これまた素晴しかった。

「しみづ」

昨日の夜は遅い時間に「しみづ」。入店すると、服装を見た奥さんと親方に、「あれ、仕事じゃなかったんですか」と聞かれる。お休みなんでゴルフに行ったというと、「そういえば、なんだか焼けましたね」と。気づかなかったが、そういえば午後はよい天気だった。日本酒常温。つきだしは今週からホタルイカになった。ツマミはおまかせ。タイは普通の身と昆布〆と。脂が乗って旨みも十分。タコは桜煮、シャコ。平貝は炙って塩で。タイの中骨アラ煮は木の芽の香りがよい。アオリイカ、小柱は塩でも美味い。赤貝ヒモも少しだけ。

本日はお酒2本で切り上げ。お茶で握りに移行。マグロは産地を脂の具合を変えて3貫。カスゴは1貫、コハダは大きさを変えて。身が厚く大きいのにはオボロを挟む。年中新子のような大きさのコハダを使う店がオボロを挟むのには感心しないが、ここのようにしっかり〆たコハダにはオボロがよく合う気がする。アナゴは塩とツメと2種。カンピョウ巻も相変わらず香りよし。親方は、「明日はまたロードですか」と笑う。寿司屋巡回は「アウェイ」とも称する。この店が「ホーム」なのであった。