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2004/03/31 「與兵衛」巡回 

そうそう、先週末、「與兵衛」に行った記録を忘れていたので遅れ馳せながら。

牡蠣が種札から消えた。継ぎ足して使っていた出汁は、最後にうどんにして食べたが最高だったとのこと。そうだろうなあ。

サヨリも終わり、白身はマコカレイに。最初のお酒は岡山の大吟醸「歓乃泉 極至」。ここの大吟醸の銘柄は常に変わる。「はせがわ酒店」の社長が直接選んでくれるとのこと。すっきりとバランスの取れた飲み口。

いつものツキダシには、白魚にエビおぼろを添えてあるのが目新しい。その他、煮ホタテ、エビ頭、シャコ、アオヤギヒモヅケ、煮イカのミミなど。小皿で出てきたカレイの肝は実に濃厚。アナゴ肝もほろ苦さがお酒に合う。ここで「十四代 本丸」に切り替え。カレイ縁側の甘酢ヅケ、ミル貝ヒモヅケ、酢〆のイワシ焼き霜、キハダマグロ中トロの炙りヅケなどでもう一杯。

そして握りに移行。キハダマグロヅケ、マコカレイ甘酢、甘酢ヅケの青柳など美味い。ミル貝、シマアジ、イカ、エビ、キス、カスゴと続くが、いつも通り固めの酢飯に合って実に結構。コハダは酢が枯れた具合がまたよい。、イワシは腹の部分だが、まるで蝋のようになった脂が舌の上で溶ける。白い煮上げのアナゴ、玉子ときて一通り。最後にカンピョウ巻を頼んでおしまい。どれも堪能した。

私が帰る寸前にやってきたのは前から何度もこの店で見かけた「寿司求道僧」のような常連の男性客。寿司屋はこの店だけに通い詰めているような話を前に親方から聞いた気もするが、親方が水を向けると、なんだか「あら輝」のことにもずいぶん詳しそうであった。割と生臭い「求道僧」である。<オイ。