更新をしばらくお休みしてしまった。この1週間を振り返りつつ、ちょっとづつ更新して追いつくかな。ま、別に無理して追いつく必要もないと言えばないのだが。はは。 (あら輝) 日曜夜は、上野毛「あら輝」巡回。「開運」飲みつつ、いつも通りすべてお店におまかせ。ホシカレイは上質な脂。蒸した肝が実に濃厚。殻つきのまま蒸したアワビも香りがよい。ツマに出た瓜の千切りが美味いなと思ったら、またすぐに替わりをくれて親方がニヤリと笑う。別にツマに限らず、ここの親方はお客の反応を常に推し量って、そしてすぐにそれに反応しようと意識しているところが偉いもんだと思う。まあ、よい寿司屋は、どこでも色んな意味でそういうものなのだが。利尻のウニ、イカゲソ炙り、マグロ皮の付焼きなども結構。 握りではまずカレイを1貫。マグロは佐渡20キロの小型。4貫ばかり連発で。脂の多い部分が実に美味い。酢飯は相変わらず素晴らしい具合。鹿児島産のアジも出色。時期外れではあるが松輪のサバも脂が乗り旨み十分。琵琶湖の稚アユは軽い酢〆にして。この握りは、「鮨を極める」の口絵写真にも出ていた。梅雨時のアナゴはまさにトロトロに脂が乗る。「しみづ」と違いここは軽く炙る流儀。それもまたよし。土曜日にも台風の影響が残り、築地には本当に魚が無かったとか。 4月に料金改定をしてから勘定は確かに上がっている。使用している種やら他店との比較からして、これでも十分納得行く水準でもある。しかし、「コストパフォーマンスがよい」と評価した客層の何割かを失うことを承知してのあえての値上げ選択。これからどんな店になろうとしているのか。実に興味深いし、ずっとフォローを続けたい店。 (築地 つかさ) 月曜に訪問。マコカレイ、トリ貝、「あら輝」でもあった松輪のサバ、アワビなどどれも結構。アナゴは軽く炙ってキュウリを添えてツマミで。これもよい。マグロ脳天のスモークは、仕込みの時間なく無かったというのだけが残念。他の寿司屋でもここでもお会いしたことのある某氏が後からカウンタに。海外出張で成田から帰った当日だとか。海外から帰ったその日には寿司屋に寄りたくなる。そんな事も思い出しながら、あれこれ寿司談義など。 |