火曜日の夜、会社を出ると7時前。思いついて「しみづ」に電話してみると空いてるというのでさっそく入店。「白鷹」常温で飲みつつ、親方に先日の大阪パーティー出張の事など聞く。持って行ったコハダ440貫分はすべてはけたとのこと。関西人にコハダがうけるかと心配したのは杞憂だったか。留守中の特別営業は、ダイスケ君が立派にやってたと告げると、こういう小さな店の宿命で、お弟子さんの育成が一番の悩みだと。確かに大店であればお弟子さんが普通の日も握ったりするのだろうが。 つきだしはワサビ醤油をかけた茄子。軽く蒸してるそうだが、これが妙に美味い。ツマミはいつも通りおまかせで。接待系酔客のオッチャン2人連れで店内は賑やか。私も寿司屋で酒飲むから偉そうなことは言えないが、横の客にヒンシュク買うほど飲みすぎてはいかんよな。 ヒラメはしっとりした舌触り。縁側はとろけるように脂が乗る。秋から冬になると昆布〆が美味いと感じるのが不思議。スミイカはすっかり肉厚に。タコ、シャコ、アワビも結構。イクラは小粒だがプチプチと口中で溶ける。小柱のあと、カマスの棒寿司を一切れ。カマスの脂がネットリと酢飯に溶けており美味い。サバは皮目を焼霜に。淡路産のアジを貰ってお酒フィニッシュ。 余談だが、隣に座ったのは寿司種の産地をやたら気にして、ひとつづつ親方に確認するウンチク系のオッチャン。個人的には、最近、魚の産地を問うことに熱意を無くしてしまったが、隣の客への回答を聞いてる分にはなかなか面白い。なるほどねえ。 マグロは大トロ部分を2貫。コハダは脂がネットリと乗ってきた。アナゴは塩とツメと1貫づつ。いつも通りカンピョウ巻でおしまい。 |