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2004/11/29 「弁天山美家古」


夜は久々に浅草、「弁天山美家古」。5時に予約。時刻通りに入店したが、カウンタは一杯の盛況。横の4名は馴染み客のようで親方とのやりとりも和やかな雰囲気。

お茶で「弁天山コース」と言う注文がほとんどだが、私は冷酒を頼んでツマミをおまかせで。お通しはミル貝の甘酢。まず、シャコとタコ。タコは立派な身。煮てからだいぶ時間が経ってる模様だが、ゼラチン質がなかなか美味い。シャコには独特の風味がある。古式を残した漬け込み。

マグロ赤身と平貝のぬた。夏場の緑酢を使った一品も美味いが、この店のぬたも結構。小皿に刺身の盛り合わせ。マグロ赤身、シマアジ、ミル貝。醤油皿をここで使ったのは初めて。もう一品所望すると平貝を炙って海苔を巻いて。海苔の香りが立ってなかなか美味い。素材の重複がやや気になるが、ま、飲み屋ではないので文句言う筋合いでもなし。

この辺で握りを10貫おまかせで注文。ヒラメ昆布〆は旨み十分。ここの酢飯は固めだがスッキリ。寿司種によく合う。タイ、マカジキの昆布〆、コハダ、サイマキエビ、煮イカ、マグロヅケ、ミル貝、アナゴ、玉子など。コハダ、煮イカ、玉子など、昔風の仕事がなかなか結構。勘定もリーズナブル。たまにしか来ないし馴染みでもないが、古式を残し、authenticな寿司屋のひとつの典型を見せてくれる印象的な店。