年末でなんだかんだ慌しい。土曜日夜は、某寿司店訪問したところ何か手違いがあり予約は次の日に入っていた。25日と記憶してたのだが実に不思議。私もだんだん老人力がついて記憶があいまいになってきたのかもしれぬ。困ったもんだな(笑)。 しかたないので河岸を変えて。電話すると「新橋鶴八」が空いていたので新橋までタクシー。ツマミはヒラメ、塩蒸し、ブリ、平貝、塩辛。握りは中トロ、コハダ、アナゴ、カンピョウ巻。何時も注文するものが何時ものように美味い。当たり前のようだが、それがこの店の底力。よいお年をと挨拶して店を出る。 日曜夜は本年最後の「あら輝」。お酒は「開運」。まずツマミをおまかせで。淡路島、岩屋だというタイは湯引きした皮目に凝縮した旨みが素晴らしい。先週の「情熱大陸」取材の話など親方と。裏話を聞くとなかなか面白い。 三陸のアワビ、ネギと胡麻を添えたサバは皮目を軽く焼霜に。イクラとウニ。生イクラはピンポン玉のようにパンパンだが旨みや甘みはかなり抜け、もう末期。スミイカゲソは塩焼き。マグロ皮のつけ焼き、玉子など。 握りに移行と同時にお茶に切替。まずヒラメを1貫。本日のマグロは長崎だという。シットリした旨み。赤身、中トロ、大トロ、更に砂ずり部分と次々連発で。握り自体は小さいのだがずいぶん数が出た。ここの酢飯はマグロに実によく合う。コハダは軽い〆具合。スミイカ。炙った白子は手渡し。赤貝はヒモも一緒に握る。エビは茹でたて。ホタテは軽く火を通した上でほぐしてから握る。ふっくらと脂の乗ったアナゴは塩で。最後はカンピョウ巻で〆。2回転制になって以前よりもやや進行が早くなった。お酒は飲むが店に長居するのは好きではない。個人的にはこのくらいのテンポがちょうどいいかな。年末の挨拶をして店を出る。 |