日曜夜、ふと思い立って本年初の「弁天山美家古」。純米「山田錦」飲みつつ、ツマミはみはからいで。スミイカゲソのつきだし。シャコとタコの頭。このタコの頭はゼラチン質に溢れ意外に美味いのであった。シャコは漬け込みの味がしっかり。古式を残した仕事である。 マグロのネギマ汁。寒いとこういうのもよい。脂が浮いた出汁がしみてネギが旨い。マグロと平貝のヌタ。カツオを刺身で。背と腹と両方。薬味はショウガ醤油とカラシネギ醤油両方つき。あと一品所望するとサバを。皮目を炙るというよりレアなサバ塩焼のように火を通して。これも美味かった。 握りはとりあえず8巻所望。固めの酢飯がツヤツヤして美味い。ヒラメ、タイ、キス昆布〆、コハダ、煮イカ、マカジキ昆布〆、マグロヅケ、アナゴは炙って。追加でカンピョウ巻。海苔の香りよし。カンピョウも色は薄いのだが味はシッカリ。これもよかった。 カウンタ端に座っていた男性になんとなく見覚えがあった。先に勘定済ませて出て行く時に、「いつもページ読んでます」と声をかけられる。やはりどこかの寿司屋で同席した事があるんだな。いきなり話しかけられてびっくりしたが、店の職人も何事かと驚いた様子。まあそりゃそうだな。 |