MADE IN JAPAN! 過去ログ

MIJ Archivesへ戻る。
MADE IN JAPAN MAINに戻る

2005/01/24 「マグロに賭けた男たち」


土曜夜は帰宅してドスペ。「マグロに賭けた男たち」を。大間のマグロ漁師に密着。大間のマグロを扱う専門仲買人や寿司の名店も取材した番組。

普段ほとんど目にする機会がないマグロ漁師の仕事が興味深い。操るのは意外に小さな船。昔、ジャマイカ旅行した際、スポーツ・フィッシングのボートに乗った。カリブの海は穏やかに見えたが、ずっと揺られているうちにやはり船酔いが来て、最後はずっと倒れていたことを思い出した。冬の津軽海峡は波高し。取材で船に乗ったTVクルーも大変だったろう。女性のほうが船酔いしないと以前どこかで聞いたが本当かな。

マグロが釣れる釣れないは、海まかせのギャンブルのように思っていたが、頭を使って工夫して努力もする漁師はそれに応じて見返りがあり、そうでない漁師は成績が悪い様子なのも面白い。大間で上がったマグロでも、ソコツな漁師が港に引っ張っていったら船のスクリューで傷だらけ。魚の扱いも漁師によってだいぶ差があるに違いない。

フジタ水産登場部分も興味深く拝見。先日、「つかさ」でお会いした時は、「なんで題名が「賭けた」と過去形なのか」と文句も。ま、確かに。はは。有名寿司屋も次々登場。築地「つかさ」もちゃんと紹介されていた。いつも座るカウンタがTVに映るとやはり感慨深い。この店のスペシャル技、マグロ脳天スモーク仕込み風景も映像に。集客効果あっただろうか。大ブレイクして入店できなくなると困るな。

そういえば、「つかさ」のカウンタでインタビューに答えていた粋なおばあちゃんにはあそこで何度も会ったことがある。神保町鶴八の先代、師岡親方がまだ小僧だった頃「柳橋美家古」の常連だったとか。他にも有名寿司屋の(多分先代くらいの)親方に昔から大勢知り合いがいると聞いた。「神田鶴八鮨ばなし」に描かれた修行時代を実際に知る人が、まだまだ元気に寿司をつまむ。いやはや実に素晴らしい話だ。