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映画を見た後で、「銀座新富寿司」。結構混んでいる。冷酒「日本海」飲みつつまずツマミを所望。ヒラメ、ブリ、タコ、シャコと切ってもらう。タコは切った後ちょっと酢をつけて出しているのが面白い。 後はお茶にして握ってもらう。中トロ、コハダ、カスゴ、酢〆のアジ、イワシ、アナゴ、最後はカンピョウ。これで勘定は「しみづ」よりちょっと安いくらい。種札はないが、別段おまかせのみの店というわけでもない。１人前の「おきまり」もあったはずだ。２貫づつでも１貫づつでも握ってくれる。 酢飯は割と固め。光り物の握りがやや甘く感じるのは、酢飯というより魚を〆た味がやや甘ったるいということに気付いた。素材が素晴らしいかというとやや疑問符がつくが、ガラスケースの種を見ても、街場の普通の寿司屋とは一線を画する店ではある。光り物の種類が多く、煮たものも独特。大手チェインの寿司屋だと、職人がポンポン手を鳴らして、さて次は何を握りましょうと威圧する店もあるが、そういう風が無く実に静か。そういう雰囲気もよい。 |