火曜の夜は、築地「つかさ」訪問。ここで何度もお会いした寿司哲人氏とまた再会。親方とサバのことを話してたら、横にいたお客さんが、それは「松浦(まつら)のサバ」だと教えてくれ、水軍「松浦党(まつらとう)」などについても語る。3人連れともむやみに魚に詳しいと思ったら、全員、築地市場のプロであった。結構お酒飲んでご機嫌だったが、そういえば翌水曜は休市。あれこれ魚の雑談など。 ツマミは、タイ、サヨリ、カツオ。カツオはまだ脂薄いが、爽やかな香り。ヤリイカ印籠。エビ、平貝、アジ、サバなど。握りでは、シットリと旨味のあるマグロ、赤貝など結構。アナゴはやはり少々脂が抜けてきた。最後の鉄火巻きは、この店のスッキリした酢飯とマグロの酸味が実によく合い、相変わらず結構。 木曜夜は「しみづ」。先週末は来なかったのでずいぶん久しぶりな気がする。種札では新たにキスが登場。サヨリは退場してしまった。サバももう姿を消している。「下り坂になると早めに外しますね」とは親方の弁。今年はシャコもあんまりよくないそうである。白鷹常温でもらいツマミを。お通しは菜の花。白身はタイ。生の切り身と昆布〆と。平貝炙り、ヤリイカ煮つけ、アジの胡麻添えなど美味い。赤貝ヒモはフレッシュな海の香りが素晴らしい。握りは最初にキスを1貫。その後はいつもの通り。アナゴは今の時期、どこでもよくないでしょうと親方は言うのだが、この店はよく持ちこたえている。マグロもコハダも実に結構。のんびりとタクシー帰宅。 |