土曜の夜は「しみづ」。今にも降り出しそうな空だが、西の空はさらに真っ暗。傘を持たずに部屋を出たが、帰りには降るなということで、駅前キムラヤで350円のビニール傘を購入。日本酒を常温で。お通しは枝豆。カレイは深い旨みあり。タコも香りがよい。アワビもシットリと煮上がっている。トリ貝、小柱、アジ、ハマグリ、ウニなどツマミで。カツオは何度か仕入れたが、ダメなものが多くほとんど出してないかとか、シャコも今年はよいものが無いなど親方と雑談。 握りに移行して、マグロは赤身1、中トロ2、コハダ2、アナゴ2、カンピョウ巻。酢飯の具合もよくどれも結構。店を出る時にはやはり雨が降ってきた。最近入った女性は手伝いだと思ってたら、店を出る際奥さんから聞くには、お弟子さんなんだとかでびっくり。最近、女性が鮨握るようなドラマをTVでやってたが、女性の弟子も本当にいるのだなあ。 そういえば、ずいぶん昔、どこかで土産の鮨折を頼もうと入った昼過ぎの寿司店では、留守番らしい女性が握ってくれたことがあったのを思い出した。池波正太郎の本には、浅草のどこだったか女性の職人がいる寿司屋の事が出てきたが、あれもずいぶん昔だから、もう代変わりしているだろうか。 |