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会社帰りに「しみづ」訪問。 よくお会いする某氏と同席。一杯飲みながら雑談してると、「先日、このカウンタで、あの友里氏が横に座ってましたよ。もっとよく観察しておくんだったなあ」とのこと。「えっ、そんなのが座ってましたか」とびっくり。「飲食店悪口雑言コラム」の友里征耶氏のことである。本人はどこ行っても「バレないように」注意してるらしいから、なぜ本人と分かったのか不思議な気もするが。 清水親方に聞いてみると、「そうそう、あれが本人だと分かりましたよ。是非ネットのページに書いておいてください」と笑う。訪問時の話もあれこれ聞いたが、頷ける点も疑問な点もあり。真偽について判断するすべはないが、面白いから一応要望通りここに書いておこう。本人は正体を隠して店に行って好き放題書いてるのだから、自分について噂されても、ある程度は自業自得ってもんであろうか。店側の反応は決して「また来てもらいたい」とか「歓迎します」というニュアンスではないような。まあ他人事であるから、余計なお世話だが。はは。 ネット接続してる寿司屋は少ないと思うのだが、だいたいお客のほうが、「この前、友里ってのがネットでこんな悪口書いてたぞ」と店に来た時にあれこれ教えるものである。陰口は必ず相手の耳に入るのが人生不変の真理。もって他山の石とすべき教訓という気がするな。 日本酒は常温。突き出しは枝豆。茹で上がりの時間と関係あるのか、実に香ばしい。カレイはシットリと旨みあり上質。皮目を軽く炙ったシマアジも、クドくない脂が乗ってツルンとした食感。タコ、アワビも香りがよい。アジは、釣り上げる機械で獲って、そのままトロ箱に入り、人手を触れずに築地まで来るのだとか。脂が乗っているのだが、しつこくなく口中でサラリと旨みに変わるよう。今年はどこでもアジが素晴らしい。舞鶴からというトリ貝は肉厚で甘みあり。まったくの生よりも、やはりある程度熱を通したほうが甘みが増す。唐津のウニは粒が小さいが、脂ではなく旨みが実に濃厚。キス一夜干しを軽く炙ってツマミに。 このへんでお酒を切り上げ。マグロ中トロはいつもながら結構。しっかり〆たコハダが美味い。市場ではすでに新子が出ているが、もう少し大きくなってからでないと使わないとか。ここの〆具合ではある程度身が厚くならないと使い物にならない。梅雨時のアナゴはこれまた脂が乗って素晴らしい。最後は海苔の香り高いカンピョウ巻。どれも結構。１時間ちょっとで切り上げ。タクシー帰宅。 |