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夜は、築地「つかさ」。入店すると、ここでも「しみづ」でもお会いするＩ氏がカウンタに。寿司屋通いの回数が増えて、ある種の閾値みたいなものを超えると、カウンタでやたらに知り合いに会うようになるのでは。そんな気もしてくる。冷酒を飲みつつ、親方も交えてあれこれと雑談。お通しはタコ。煮凝りになった出汁が美味い。 シマアジ、アジ、アワビ生、アナゴ、車海老、トリ貝、アオリイカゲソ炙り、シロイカ、などツマミでもらって冷たい日本酒を。あれこれ話が弾んだので、食べたのを失念したものもあるかもしれない。 頃合で握りに移行。酢飯は相変わらずスッキリと美味い。アオリイカ、マグロ赤身は珍しくヅケにして。中トロ、マグロ脳天の身（生）など結構。コハダ新子は静岡の４枚づけ。最近、九州産が出て、市場でも値がだいぶ落ち着いてきたと。酢〆のアジは、ツマミの生アジとは違う産地、違う大きさ。鮮度のよいアジが流通するようになった最近では酢〆にする古い仕事より生のほうが美味い、というのが通説だが、なかなかどうして、新鮮なのを酢〆にしても寿司種には実に結構。赤貝、赤ウニの軍艦など。最後はいつもの鉄火巻。 |