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2005/08/05 「しみづ」

「しみづ」訪問。お隣には「最多来訪記録」氏が。本年の来訪回数は、既に人間の煩悩の数になったと。残り5ヶ月弱、新記録達成の見通しなど伺う。おそらく記録更新は可能ではないだろうか。それにしても凄い。先週は珍しく「新橋鶴八」にも行かれたそうで、その感想なども。

お酒は冷たいのを。お通しは枝豆。ツマミはカレイ、昆布〆、タコ、シャコ。スミイカゲソは新イカの実に小さなのを軽く炙って。アワビは実に濃い旨み。アジも脂が乗っている。ツブ貝にアワビ肝を合わせて軽く酢の物に。ウニとイクラ。イクラはもう生が出たのだという。最近、季節がよく分からんなあ。粒は小さいのだが、生臭みなく、淡く口中で溶ける旨み。イクラはそれほど珍重しないほうだが、生のよいものはやはり美味い。

握りは、まず新スミイカを1貫。甘みは淡いが、それもまた爽やかでよし。小さく薄いのにちゃんとパキパキ感があるのも好ましい。マグロは中トロ。脂がまさに酢飯にとろけるよう。コハダは新子2枚づけ。師匠店の「新橋鶴八」も、分厚い脂の乗ったコハダをしっかり〆るが、こちらの〆のほうがもっと強い。慣れると蜜蝋のようになった脂が口中で溶けてこんなに美味いものはない。しかしコハダの旬、冬場はよいのだが、さすがに夏場の新子になると、普段通りの〆方という訳にもゆかないか。市場にも大きいのがだんだん出てこなくなってきたと。アナゴ、カンピョウ巻で〆。