MADE IN JAPAN! 過去ログ

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2005/08/07 「あら輝」

久々に訪問。やはり頻繁に通うにはちょっと遠い。まずビール小瓶を一杯。その後でお酒。銘柄は静岡の志太泉。塗りの酒器と杯がなかなか面白い。

瀬戸内産だというマコカレイ。西ではマコカレイとは呼ばないとか。肝を挟むのだが、旨みがあって上質な白身。三陸のアワビ。すでに抱卵しており肝は使わないとのこと。サバは〆たものを軽く炙り、アサツキ、ゴマを添えて出汁醤油で。柔らかく旨み十分。タコは茹でたてを。ウニとマスコを一緒に。イクラにしては確かに小さいが、マスの卵なのだとか。

白イカゲソは軽く炙って塩で。アズキハタ皮の煮凝り。マグロ皮も焼いて濃い味の煮付けで。玉子もツマミでもらう。昔の営業は12席満員で1回転のみ。時間無制限1本勝負のような長丁場で、最後に行き着くまで3時間以上かかったこともあったが、最近は開始時間を2回に分け、すべての席は使っていない。進行が早くなり、お酒は2杯程度で丁度よい感じ。昔も懐かしいが、2時間くらいで終わるほうが早く帰れて助かると言えば助かるな。

握りもおまかせで。まず、アズキハタ。やや癖を感じるが旨みのある白身。マグロは赤身から脂のあるほうに部位を変えて4貫連続で。北海道、戸井で上がったものとのこと。白いか。皮目を軽く炙ったアジは手渡しで。車エビはいつも通り立派な茹でたてを握る。アサリ、アナゴは炙るのだが、煮上げの色が心なしかいつもよりも濃いような。今年の江戸前アナゴはあんまりよくなかったとは親方談。、マグロヅケは、切り付けてから10数分煮切につけるのだが、この店の煮切醤油が大変に旨みの濃いものであることが分かる。最後はカンピョウを巻いてもらって〆。酢飯は、以前に比べると、ややおとなしくなったような印象だが、やはり美味い。