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11月1日は「犬の日」であると共に「寿司の日」でもあるらしい。ということで昨日は会社帰りに築地「つかさ」に寄ったのであった。高橋親方に問うと、「そうらしいんですが、なんで今日なんですかね。ははは」と。プロも理由を知らないとは、なんだか妙な記念日。 お酒は白鷹の冷たいのを。突き出しは牡蠣の煮びたし。出汁が美味い。最初に切られたのはタイとカンパチ。タイは上品な脂と旨み。カンパチも脂あるがシーズンはそろそろ終わりか。ブリは北海道。13キロあったと。土曜日入れたというが熟成具合よく、素晴らしく脂が乗って柔らかい身には旨み十分。タコは塩で。戻りカツオ。サバはかなりシッカリ〆てあるが脂が乗っており美味い。ミル貝、アジなど。カラスミを軽く炙って。ネットリ濃厚で香りよく酒が進む。マグロ脳天もネギ添えてカラシ醤油でツマミに。これまた美味し。 親方と、「築地王のまるうまグルメ帳」に出てた話を。表紙に大きく掲載された握りの写真。マグロの握りの形に見覚えあり。しかし「つかさ」のカウンタは白木じゃないしなあ、などと不思議に思ってたが、親方に聞くとあれはやはりこの店の握りだと。取材側が明るい正目の板を持ってきて、握りを上に載せて撮影したらしい。「築地まるかじり2006」にもこの店が「築地周辺の寿司屋」として紹介されている。他にも掲載された築地特集号が年末にかけて出るようで、築地界隈ではすっかり有名店だ。決してコアな「寿司マニア」向きの店ではないのだが、ふらりと寄る寿司屋として実に真面目でよい店。常連客もご近所の上品なご夫妻など多し。 頃合で握りに。スミイカ、赤身、中トロ、コハダ、海老、イクラ。赤ウニは小粒だが旨みあり。ハマグリ、アナゴ。最後はここでの定番、鉄火巻。柔らかなマグロの脂がスッキリした酢飯に溶け込んでゆくようで実に美味し。タクシー帰宅。 |