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2005/11/19 「あら輝」、「しみづ」、訪問記録まとめて

書き忘れていた寿司屋訪問記録をまとめて。

先週の日曜は「あら輝」。予約の時の電話には奥さんが出た。昔からあまり表には出ないものの、実にしっかりした女性。この店の繁盛も、かなりの部分彼女の内助の功によるのではと推察する。

時間通りに入店。最初はビール一杯。その後のお酒は静岡の「磯自慢」。

ヒラメは江戸前。適度な歯ごたえあり、身には上質な脂が乗る。ここの白身の質にはいつも感心する。アワビは三陸。いわゆるエゾアワビ。カツオはゴマを散らしポン酢で。脂よりもネットリした旨みのほうが勝る。ウニとイクラ、スミイカゲソ炙り、ヒラメ皮炙りと卵などツマミで。最後はボラ子を軽く炙る。いわゆる既製品のカラスミではなく自分で塩漬けにしたとのこと。これも酒に好適。

このあたりで握りに。マグロは萩、見島。280キロとか。実に巨大な本マグロ。赤身1、中トロ2。なめらかでビロードのような舌触りで旨みがある。蛇腹の大トロも美味い。もう少し熟成させても大丈夫か。酢飯はいつもながらツヤツヤとして味が濃くマグロによく合って素晴らしい。コハダには昆布を少し当ててあると。確かに複雑微妙な旨みが加わっている。脂の乗ったサバも結構。炙った白子は手渡しで。スミイカ、赤身ヅケ、茹でたての車海老など。玉子の後にアナゴ。ここのは炙るのだが、ふっくらした身に香ばしさが加わって美味い。最後にカンピョウ巻で〆。

夜は席数を絞って2時間2回転制が定着。中を一人でやってた頃、カウンタ満席で3時間以上やってたのが今にしてみると懐かしいくらい。ツマミも数を絞り、握りとのバランスが変わってきた。お酒2本くらいが適量か。早く帰宅できるし、これはこれで結構。満ち足りた気分でのんびりと上野毛の駅まで。



水曜夜、「しみづ」。当日午後に電話したのだが、折りよく席が空いていた。入店すると「最多来店記録」氏がカウンタに。もっとも席が離れていたので軽いご挨拶のみ。

お通しはきぬかつぎ。秋が深まると芋類が美味い。お酒は常温。ヒラメは上質で旨みあり。鯛の昆布〆は昆布の奥深い旨みが合わさって美味し。タコも香り歯ごたえ共によい。皮目を軽く炙ったシマアジは、今シーズン初めて新島から入ったもの。しかし入ったと思ったらもう終りかもしれないと親方。サバは皮目を焼霜で。赤貝ヒモ。ブリは生のままで切り身に。ハマグリ、スミイカ、ウニ。最後にイクラもらってツマミ終了。

握りのマグロは筋間の、いわゆる「剥がし」部分。明るい色の身だが、シットリとした身に脂が均一に乗って実に美味い。煮切、酢飯との相性もよい。コハダも肉厚で安定している。アナゴもカンピョウ巻もいつもながら素晴らしい。


土曜夜、「しみづ」。いつもお会いするAご夫妻のお隣で雑談しながら。最近ここが指定席。タイが脂も甘みもあって実に美味い。親方も、今日のは特に素晴らしいと。タコ。タイ昆布〆。時期外れに実に見事なアワビ。葉山のマダカ。1キロ超か。接待のお客さんから特に準備してくれと事前注文があったので手配したとのこと。一切れ貰うが、ゼラチン質も結構濃厚で十分美味い。赤貝ヒモ、サバ、ハマグリ、シマアジ。サヨリは軽く干したのを炙ってツマミに。ウニイクラをぐい飲みにひとつ盛りでツマミに。小柱のあと塩辛を少し貰ってお酒終了。握りはいつも通り。タクシー帰宅。