寿司屋2題。 日曜夜は、西大島「與兵衛」。 時間通りに入店。しばしカウンタで一人だったので、先月のパリ出張、ホテル・クリヨン握りの話など親方に聞く。仕込んだ寿司種は機内持ち込みして運んだのだが、通関でも何も聞かれなかったとか、ガスがプロパンで調整に手間取り、釜も日本から持って行ったのだが、シャリ炊くにはだいぶ苦労したとか。 前回は外に立っていたお弟子さんが、つけ場の中に立つようになっている。お弟子さんとはいえ、だいぶ人生経験があるようで、知らない人が店に入ってきたら、どっちが親方か一瞬とまどうのではないだろうか。はは。 前回まで目にしなかった白木の種箱に、白身やら光物が収められている。尋ねると、パリ出張握り用に新調して持って行った種箱だとのこと。お酒は、まず「磯自慢大吟醸」。その後で、「十四代」、「九平次」。 ツマミ最初の皿は、ホタテ、牡蠣煮びたし、海老頭、中トロ炙りヅケ、イカゲソ。どれもいつも通りの美味さ。ツマミ第2の皿は、ヒラメ胡麻醤油づけ、縁側は甘酢づけ、〆たイワシは皮目炙って。これもこの店の定番ばかりだが実に美味い。 握りに移行。食べましたものは、赤身ヅケ、平目胡麻醤油、スミイカ、シマアジ、ミル貝、海老、サヨリ、コハダ、サバ、イワシ、ハマグリ、アナゴ、最後に玉子。毎回毎回細かく感想述べるのが面倒なので書かないが、光物、煮物と、いつもながら素晴らしい。帰り際に、フランス語のラベルを貼ったクリヨン仕様、九平次300ミリリットル瓶をお土産に頂いた。正月にでも飲むかな。 金曜日夜は、会社帰りに「しみづ」。入店すると、「最多来訪記録」氏と清水親方が、「エスカレータ立ち位置問題」についてちょうど語っているところ。やはり平塚は東京と同じだよなあ。 「最多来訪記録」氏は、一昨年の自己記録更新に向けて最後の追い込み。しかし、肝心の自己最高記録に数え間違いがあり、記録は10ほど多かった。最後に計算が狂って今年はどうも更新はできそうもないと弱音を。ダイスケ君に、「週4日のペースを維持すればまだ大丈夫ですよ」と励まされる。いざとなれば昼夜2回来店という荒業もある。30日は昼から休み無しでやるから3回来店も不可能ではない。まだまだ望みはあるのでは。はは。 タイは皮目に旨みあり。脂に潜むなんともいえぬ滋味が美味いのだ。昆布〆、シマアジ、カツオ、ブリのヅケ、サバは生と皮目焼霜と両方もらう。ハマグリ、ウニ、イクラ、スミイカゲソと身、塩辛など。握りはマグロ3貫。どれも深い美味みあり。コハダ、アナゴ、カンピョウ巻。気まぐれで最後に玉子を一切れ注文。何年もここの玉子は食していなかった。そうか、こういう味だったかと妙に納得。 |