水曜夜、会社帰りに訪問。このところ2度ばかり電話すると満席だったのだが、この夜はすんなりと。始まりが遅いようでカウンタには他に1組だけ。「何度も断っちゃってすみませんね」と言う親方と、年末の客足などについて雑談しつつ菊正宗を冷酒で。 お通しはスミイカゲソ。ツマミは、ヒラメ、塩蒸し、ブリ、ハマグリ。ブリは、ややまだ固い気がしたが、他はどれも安定していつもながらの美味さ。握りで、中トロ2、コハダ2、アナゴ2、カンピョウ巻。コハダはネットリと酢飯に絡む旨み。アナゴもフックラしてツメが美味い。酢飯の具合もよし。いつもの物がいつも同じように美味いというのが、この店のいぶし銀のような凄みである。勘定する時、お歳暮ですと紙袋をもらう。そう、もうそんな年末進行の時期。 |