MADE IN JAPAN! 過去ログ

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2006/02/17 寿司2題

金曜夜は「新橋鶴八」。お酒は冷たいのを。ツマミはまずヒラメ。いつもながら分厚い立派な身を厚めに切る。旨み十分。縁側も立派で美味い。塩蒸しも香りがよい。サバも甘みあって美味い。漬け込みのハマグリでお酒フィニッシュ。この店は、いわゆる「おまかせ」というものがなく、客は全て種札見て注文する訳であるが、注文が立て込むとやはり慌しい。ただ、必ず立て込んでいる時に注文する間の悪い客ってのも見てるといるんだなあ。面白い。

握りは、中トロ、コハダ、アナゴ、カンピョウ巻で〆。どれも結構。タクシー帰宅。



水曜夜、会社出たのは8時過ぎ。ふと思いついて「しみづ」に電話すると、ラッキーにもカウンタが空いていた。

お酒を常温で。突き出しは菜の花。山葵醤油をかけて。ツマミはいつも通り見計らいで出てくる。ヒラメは軽い脂だがクセなく上質。昆布〆も旨みあり。タコ、平貝、ハマグリ。サバは生と皮目焼霜にしたのと両方。もうサバもそろそろシーズンおしまいですと親方。子を持ち始めているらしい。

他の客の注文で目の前で握る前の赤貝の清冽な潮の香りがこちらまで漂ってくる。赤貝ヒモも美味い。ちょっと興味があったので親方に聞いてみたが、「しみづ」では赤貝を酢洗いしないとのこと。ニュー新橋ビルでもやってなかったと。まあ、貝を酢洗いするのはもう古い習慣なんだよな。ヒモは殻を外した後掃除せずにそのまま保存して、出す直前に洗うのだとか。本来は注文の都度貝を剥ければよいのだがとの談であった。ヤリイカ煮付けはツメをつけて。このへんで握りに。どれも実に結構。この2月一杯で店を辞め、独立する一番弟子のダイスケ君から、こんど開店する店の名刺をもらう。「鮨 まつもと」、京都祇園で4月から新たな出発。成功してもらいたいもんである。ホロ酔いでタクシー帰宅。