3/27 最後の築地「つかさ」 築地の「つかさ」もこれで当分来れない。日本酒を飲みつつ、まずツマミを。最近何かの雑誌で早川光氏がこの店を紹介していた話など。よい物を置いているし、高橋親方の仕事の腕も確か、それでいてひとつも偉ぶることなく腰の低い接客。居心地のよい上質の隠れ家のごとき店。メディアにはまだ出ていない時期、この店にマグロを卸している「フジタ水産」の藤田さんから「行きつけのよい店」としてメールでご紹介いただいたのだが、実によい出会いだった。 しばし飲んでると、何度もお会いしたI氏ご夫妻が来訪。奥さんは、もうすぐロンドンに出発されるとのこと。部屋を引き払う時にこの日記を読んで、NHKを解約してないことを思い出し助かりましたよと感謝されたり、ロンドン生活のことなど伺ったり。出発前にお別れの挨拶ができてよかった。 タコの柔らか煮、マグロ、トリ貝、ヒラメ、アジ、平貝炙り、海老、マグロ脳天スモーク、ウニなどツマミで。握りもおまかせしたが、やはりスッキリ、ツヤツヤした酢飯の具合よく実に美味い。タイ、イカ、中トロ、アナゴなど印象的。 最後の「しみづ」 出発の日、お昼に訪問。前夜の二日酔いを払底するための特効薬として、まずビール小瓶1本。これでお酒はストップ。あとはお茶にして最初からおまかせで握ってもらうことに。種札にあるものはほとんど全て制覇しただろうか。酢飯の味がよく分かる。ギリギリまで水分を抜いているが、しかしふっくらと炊き上がり、しっかりと酢の効いた酢飯が美味し。白身やイカ、平貝などは、酢飯の味がよく分かりますねと清水親方。「鮨 まつもと」から昨日会社に届いた開店案内の手紙のことなど。 タイ、アオリイカ、中トロ、平貝、トリ貝、赤貝、コハダ、平貝サヨリ、アジ、小柱、海老、ウニ、ヤリイカ印籠、ハマグリ、アナゴ、玉子など。これで当分食べ納めだと思うとこれまたしみじみと美味い。最後はカンピョウ巻で〆。 |