土曜夜は3名で「新ばし 笹田」を予約。先に着いたのでビール飲みつつご主人とちょっと雑談。「最多来訪記録」氏は着実に来店しているとか、やはりお客さんには波があるとか。 3名揃ってから、おまかせのコース。まず里芋に柚子味噌。芋にネットリと甘みあり。ヒラメ昆布〆に辛味大根。春菊、菊花と茸のお浸しも上品な出汁が美味い。桜海老とフォアグラも結構。お椀は、軽くつけ焼きにしたアナゴと大根。アナゴは江戸前寿司のどの仕事とも違う、懐かしい関西の味。出汁のしみた大根も結構。お造りは、鯛、ブリ、イカ、マグロ。鯛のネットリした甘みが美味い。小型だが明石の鯛だとのこと。ブリも上質。あれこれ歓談しながらだからお酒も進む。越後の吟醸から天狗舞に切り替え。 焼き物は、奥久慈の軍鶏とカマスの幽庵焼の選択だが、カマスを。フックラと上品な脂を感じる身にしっかり味がついている。その後は、串に刺した鳥皮、大根、海老芋、すり身揚げ、ウズラの玉子の煮物。上品な薄味の出汁に深みもあって美味い。関東風オデンというより、いわゆる関西で言う「関東炊き」である。その後は茹でカニで更に一杯。そしてツヤツヤした炊きたてのご飯を、赤だし漬物とともに頂いて更に満足。最後は小豆と白玉のデザート。なんだかんだで2時間半も店にいたことになるが、実によかった。 その後、更にバーに流れてバーボン・オンザロックスなど飲みつつあれこれ更に歓談。やや飲みすぎたが実に楽しい夜だった。 |